将来、外交官か証券会社のどちらかの仕事に携わりたいと考えています。 やりがい、年収、休日、など色々な方面での観点から総…

Question

将来、外交官か証券会社のどちらかの仕事に携わりたいと考えています。
やりがい、年収、休日、など色々な方面での観点から総合的に判断してどちらの方がいいなどのご意見をください。

Answer 1

外交官の方がいいです。

Answer 2

なぜその二択なの？
あなたはその二つの仕事のどこに着目したの？

あなたはたぶん中高生なのだと思いますが、
まだ社会のことを知らない中高生が、
その二つにしか興味を持たないなんて、
ちょっと違和感があるなあと思います。
世の中には、
その二つに近い仕事、無数にありますからねえ。

では、お答えしましょう。

■外交官

どこかの外国に駐在し、
日本国政府を代表する大使の下で、
①その国との友好促進
②その国の情報収集
③その国に住む日本人の保護
に当たる仕事です。

ものすごく高い能力が必要です。
なぜかというと、正解がない仕事だからです。
日本国憲法と日本の法律に従うのはもちろん、
国際法やその国の法律、慣習に従いながら、
さまざまな価値観がぶつかる中で、
トラブルを事前に回避することが求められるからです。

その国が日本商品に対して関税を上げるかもしれない。
その国の選挙で対日強硬派が勝利するかもしれない。
その国に住んでいる日本人が無実の罪で逮捕された。
日本企業がその国で不法行為をして訴えられた。
どれも、外交官が何らかの対処をしなければならないケースです。
外交官が対応に失敗すると、
その国で反日運動が起こったり、
輸出や輸入がストップして日本の国内産業に影響が出たり、
無実の日本人がその国で死刑になったり、
最悪の場合、
日本との戦争が起こります。

国際関係にも人の命にもかかわる仕事ですから、
やりがいはものすごくあるでしょう。
その代わり、、
公私の区別が付かない状況に置かれ、
休みであっても休めない心理状態だと思います。
給料は普通の国家公務員と同じです。
（いや、外交官手当が出るのかな）

■証券会社

証券会社って、
顧客の株や債券の運用を助けて、
手数料を稼ぐビジネスをしています。
小さな会社から大きな会社までいろいろあります。

株や債券にはいろんな種類がありますし、
その価値はその時々によって変化します。
また、顧客の要望も、千差万別です。
外国の債権の売買だってやりますからねえ。

だから、証券会社の社員は、
日経平均、ニューヨークダウ平均など、
時々刻々と動く世界の市場を常に頭に入れつつ、
中長期的な経済の見通しを立てて、
いつ何をすれば最もお金が儲かるのか判断し、
顧客の要望に沿った助言ができる人じゃなければなりません。

やりがいは、やはり、
ダイナミックに動く経済の現場にいられる、
という生の実感ではないでしょうか。
顧客の投資によって経済が動くので、
「自分が経済を動かしている」という実感も
得られると思います。

年収や休みについては、何とも言えません。
会社の規模によって扱う金額が違い、
扱う金額によって忙しさも休みも違うからです。