社会福祉士の国家試験の勉強をしている者です。 参考書の中に、 ｢2014年4月より、安定財源を確保することにより、基礎年…

Question

社会福祉士の国家試験の勉強をしている者です。
参考書の中に、
｢2014年4月より、安定財源を確保することにより、基礎年金の国庫負担割合が2分の1に恒久化された。｣とあったのですが、この部分について詳しく知りたいです。
どなたか解説してくださると助かります。

Answer 1

前後の文が分からないので、間違っていたら申し訳ないです。

まず、2012年8月「社会保障・税一体改革」関連法案で消費増税のスケジュールが予め決定しており、それに基づいて2014年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられました。
これは、少子高齢化により、社会保障財源(子ども・子育て支援、医療、年金、介護)の確保が急務だったことからの増税と謳われています。
老齢基礎年金は2009年度から国庫負担割合が3分の1から2分の1に変わりました。2004年度の年金制度改正に基づいて、2009年までに段階的に国庫負担割合を2分の1まで引き上げていました。
しかし、2分の1まで引き上げたものの、2009年、2010年は臨時財源でその資金を賄っていたため、国庫負担割合2分の1を維持していくのには不十分な状態でした。そこで、「2014年度に消費増税の一部を国庫負担金に充てることによって国庫負担割合2分の1がより安定した」というのが、この文章の出来得る解釈だと思います。

参考
厚生労働委員会調査室 勝俣
妃(2011)「基礎年金国庫負担割合の維持と財源確保～国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案～」