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溶接業界について質問なのですが、半自動溶接が導入されている分野と現在でも導入されておらず将来的にもその可能性が薄い分野は…

溶接業界について質問なのですが、半自動溶接が導入されている分野と現在でも導入されておらず将来的にもその可能性が薄い分野はどのような分野ですか

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回答(2件)

  • ある溶接機メーカーのページに記載されている炭酸ガス半自動と手溶接(被覆棒アーク)の比較です。 ※炭酸ガス半自動アークの長所 1)溶融速度が速い。 2)溶接ワイヤがコイル状に巻かれているので連続的な溶接が可能。 2)-1手溶接のようなスラグ取りが不要 2)-2継目個所が少ないので「アークタイム率」が良い。 3)溶け込みが深い(手溶接棒比 1.5 ~ 2 倍) 4)溶着効率が高い(CO2溶接法で約92 %、手溶接で約60 %程度) 5)1種類のワイヤで適用する板厚の範囲が広い。 6)溶接部の品質が優れている。 7)全姿勢溶接が可能。 8)1種類のワイヤで適用する母材の範囲が広い。 9)溶接部の歪みが少ない。 10)溶接技量の要領が比較的容易に習得できる 炭酸ガス半自動アークの短所 1)屋外作業では横風に対する防風対策が必要(風速2 m/secで影響する) 2)磁気吹き現象によりアークが乱れる場合がある。 炭酸ガス半自動の長所が列記してありますが、現在でも手溶接が使われている理由は炭酸ガスアークの短所の(2) 「横風に弱い」がどうしようも無いからです。 なんとかしようとノンガスアークの適用も試行されましたが、新しい問題が発生したりして実用的では無かったようです。 そのため島とか川岸とか海岸の工事では手溶接が活躍する場面が多いようで、その状況はこれから先も続くと思われます。 具体的に書くと岸壁に建設するリゾートホテル、河川工事で打ち込まれる鋼矢板の溶接などが挙げられます。 ご質問の「業種」で言うと土木・建設の現場工事ですね。

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  • 将来の話は分かりませんが 半自動溶接は送給装置以降のケーブルをあまり長くできないため、作業場所付近まで送給装置を持ち運ぶ必要があります。 被覆アーク溶接ならケーブルだけ届けば良いのでそのぶん機動性が高いです。 この事から、足場の登り降りが多くフラットな作業スペースの確保が難しいプラント建設系の現場では被覆アークのほうが一般的です。 なお、半自動は風に弱いから屋外には向かないとかいう話もありましたが、最近では建物の建設現場の溶接は半自動が主流になってきていると思います。風対策の負担があったとしても半自動による効率向上のほうがメリットが大きいのでしょうね。

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