解決済み
一級自動車整備士、人生初の就職で悩んでます。20歳 現在、一級自動車整備士を勉強中の学生です。 そろそろ就活が始まり、沢山の会社からの求人に目を通して、頭が混乱している時期です。 私の気持ち人生初の就職活動で何をどう見たらいい会社なのか見当がつかない。失敗したくない。どこに注意すればいい会社を見つけられるのか。自分の夢は就職したら夢はワーゲンゴルフに乗る事です。 学校(メーカー無所属の一種養成施設)の求人にはいろんな求人票がたくさんあります。(トヨタ、ホンダ、トラック系とにかく思いつくメーカー) 学校の先生(元みんなディーラーマン)にアドバイスを聞きますが正直どこも良い。など適当な、対応です。背中を押してくれるアドバイスはないです。 まず先生たちがなぜディーラーを辞めたのかが、七不思議です。(体を壊したとかだろうけど) 特に整備士さんからのアドバイスをたくさん聞きたいです。 まず整備士になろうとした事自体が失敗と言う方も居ると思いますが、それはすぎてしまっている事なので目の前の直面した問題を解決していきたいので助言お願いします。 後これから何を頑張ればいいのかお願いします。
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トヨタディーラーです。 トヨタ中心でのお話になりますが、それ以外のディーラーでも通用する内容です。知っていて損はありません。 就活する際に気を付けるべき点を下記に示しました。 参考になれば幸いです。 整備学校の先生の言うことは、貴方が思っている通り全く当てになりません。 何故か? 学校は就職率がすべてです。就職率が高ければ学校の評判が立つため、ブラックと分かってても生徒を送り込みます。 就職させてしまえば、その後の卒業生ことは知らんぷりです。 良い例が、卒業した学校のHPを見たら超ブラックで有名な販社のオーナーがデカデカと演説する内容が掲載されてたことがあります。 整備学校としては毎年大量に採用してくれる販社は大得意様です。 言い換えれば毎年それだけの人数が辞めて行った証です。 先生が「正直どこも良い、適当な対応をする」はそこから来ています。 さて、就活のお話に戻ります。 いざ就活で会社訪問の際に給与を聞いても通り一遍のことしか教えてくれません。 基本給などはどこも似たり寄ったりです。 確実に支給できることしか掲示できないためです。 残業代やボーナス、ノルマ達成時の奨励金・資格手当などは、確実に出るとは限らない金額のため提示が出来ません。 人事も聞かれなければお答えしないのが不文律となってます。 入社前の子はそこまで考えておらず、突っ込んで聞く人は非常にマレです。 生徒さんの一般的な考えは、 ・自宅から一番近い(実家から通え、通勤が楽) ・家族が代々お世話になっていたディーラーで親近感がある。 ・皆どこも似たり寄ったりだろう と貴方の様に深くは考えてません。 ブラックも存在しますが反面、優良な販社も多数存在します。 要は入る販社次第で、給与は天と地の差が出ているのが現状です。 下調べなしで気楽に考え入社すると痛い目に合います。 だから「安月給でブラック」な販社に入らない工夫が必要と言われる所以です。 積極的に人事担当に聞く内容は以下、 ●年齢別給与(総支給額)の平均モデルは? 25歳時・30歳時・35歳時など ●年齢別ボーナスの平均モデルは? 25歳時・30歳時・35歳時など ●ノルマ達成時の奨励金なるものはあるのか? あればその額は? ●結婚したら家族手当はあるのか? 第一扶養は配偶者(奥さん)、第二扶養は子供で月々いくらか? ●資格手当はあるのか? トヨタディーラーにはトヨタ技術検定をはじめとする社内資格が沢山あります トヨタ技術検定・エスティメーション・業務認定、これに検査員が入ります。 その資格手当が出るか出ないか、出るとすれば等級に応じた金額はいくらか? ●残業代は確実に出るか? ●残業代は1時間あたりいくらか?(勤続年数や年齢、資格等級によっても変わります) ●有給休暇(年休)の年間平均取得状況は?(0日は論外、大体5〜6日で良い販社なら10日) ●工具は会社持ちですか、それとも自腹で購入しなけれダメですか? 基本、全員分の工具は会社に揃ってますが、腕が上がるにつれ自前の工具が欲しくなり自腹で購入する人がほとんどです。 しかし最初から自腹を押し付けてくる販社は全員分の工具がないため要注意です。 ●トヨタ検定1級の取得者の割合は何%ですか? これは技術力を図る物差しになります、高いところでは60%近く、低いところは30%程度で倍の開きがあります。 平均は45〜50%と言われてます、つまり半分近くがトヨ検1級者です。 またトヨタ検定1級の取得者の割合が高いところは離職者が少なく定着率が良い証です。 トヨ検1級を取得するには早い人で3年、平均で5〜8年(25歳〜28歳)かかります。 つまり長くいないと取れません。 そしてトヨ検1級にあらずば人でないという風潮があります。 ●トップクルー(TOP CREW)はいますか? トヨタ検定1級の、更に上の最上位の階級で、社内でも1人か2人しか存在しません、ゼロの販社もあります。 取得率が高い=技術指導官の能力が非常に高いとも言えます。 ここで活躍するのが指導官を兼ねているトップクルーの資格を持つ人です。 別名「神」と呼ばれる頭脳を持ってます。 ●全国技術コンクールの出場経験はありますか?優勝もしくは準優勝したことはありますか? 2年に1度、旧チャネルごとに技術コンクールがあります。 地方予選で上位2チームだけが全国大会に出場できます。 全国大会の常連であれば技術力が高く、士気も高い販社となります。 全国大会の出場が一度もない販社も普通にありますから判断材料になります。 技術力があるところは総じて高給ですが、判断材料がもう一つあります。 販社にはメーカー(トヨタ自動車)と直結できるノートパソコンがあります。 一般人にはアクセスできない仕様の特別なパソコンです。 この特別なパソコンの保有数も判断材料になります。 ブラックなら販社の店舗で1台、少しマシなら店舗と工場長で2台。 もっとマシならT検定1級者のみ。 優良な販社は整備士全員に1台持たせてます。 1台30万ほどする非常に高価なパソコンです。 整備士100人ならそれだけで3千万の費用です。 それを惜しげもなく貸与する販社なら、給与は推して知るべしです。 ケチることしか考えてないオーナーには逆立ちしても出来ません。 ここ重要です、人事の人に聞いて下さい。 ●労働組合についても間接的に聞いて下さい。 昨今は御用組合(経営者側が実権を握っている労働組合のこと)が多く、雇用者が守られてないところも沢山あります。 労働組合が強いところは残業代も確実に出るし、有休休暇(年休)もしっかり取れます。 ブラックは総じてここらが曖昧で、なし崩し的になってます。 労働組合が強いか弱いかの判断は簡単です。 一言、「コロナワクチンの接種は任意でしたか? それとも会社の強制でしたか?」と聞いて下さい。 強制の場合、その労働組合は弱く会社のいいなりです。 任意なら個人を守るため、労働組合がしっかりと機能してます。 こういった会社は総じて給与が高めです。 面接時に人事担当が「それは知らないとか、言えないとか」言葉を濁したり隠すようなそぶりを見せたらヤバイと考えて下さい。 人事担当者は全てを把握しているプロです、知らないはずがない。 つまり「事実」を知られたくないから答えないと考えて下さい。 ほとんどのディーラーのオーナーは地方の資産家です。 メーカー(トヨタ自動車)の資本は一切入っていません。 看板を借りて営業してるに過ぎません、コンビニオーナーと同じです。 だからケチるところは徹底的にケチります、それが人件費であったり設備であったり福利厚生だったりと様々です。 しかし2020年までは全国で10販社ほどメーカー資本の販社がありました。 これらの社長はトヨタ自動車からの出向者でサラリーマン社長です。 現在はメーカー資本は入ってませんが、社長はトヨタ自動車からの転籍者でオーナーではありません。 親の目(トヨタ自動車)が光っているため無茶なことはしません。 総じて給与は良いです。 就活や面接前に各販社の旗艦店にフラっと客を装って行ってみて下さい。 受付の態度、営業マンの接客、ショールームからはガラス張りでピットが丸見えですので動きを観察して下さい。 各販社でそれぞれに特色があります。 現在は整備士が事前事後の説明をします、その際に整備士の指を見て下さい。 指が黒く汚れているところは論外です、そんな手で車を触られたくない。 嫌だなと感じればその販社は止めておいた方が賢明です。 入社してからでは後の祭りです。 例え優良販社に就職し、給与が良くても辞めて行く人は辞めて行きます。 何故か? 人間関係もあるでしょうが、やはり最大要因は技術の進歩についていけないのが大です。 新車が出るたびに新技術が搭載されてます。 HVは今では当たり前の技術ですが、出た当時は最先端でついていけない人が続出しました。 だから毎日が勉強です、学校時代よりも勉強しなければ追いつかない。 稼ぎたいなら勉強一番です。 工場長などに出世する人の特徴は、 ・トヨ検1級、エスティメーション1級・業務認定A級、検査員資格、技術コンクール出場者などが条件ですね。 よく営業に回されるといいますが、正確ではありません。 正しくはフロントに昇格です、営業とフロントでは仕事内容が違いますし、フロントは副店長の立ち位置になります。 フロントは来店したお客様の最初の対応をするスタッフで、そのお店の顔とも言える存在です。 お客様は一つの目的で来店してくれるわけではありません。そのお客様によって求めているサービスが違ってきます。 故障かもしれないと来店するお客様もいれば、定期点検や車検のため、または自動車の購入を目的として来店するお客様もいらっしゃいます。 サービスフロントはお客様との最初の接点を持つ仕事になるので、様々な目的のお客様にすみやかに対応できるように自動車整備や販売に関する知識が必要です。 お客様から来店の目的を聞いた上で、車の購入が目的であれば営業マンにつなぐ、修理・点検などであれば日時などを調整し整備にまわすなどの対応を行います。 さらに、お店によってはサービスフロントが故障箇所の診断や簡単な見積もりを行う場合や自動車販売に関する深い接客も必要としている場合もあります。 これがフロントの仕事です。
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開発好きならトヨタ本社があるならそれ一択。車好きならスバルがあればそれ一択。
一級自動車整備士といっても、自動車メーカー本体に就職するか、メーカー系列の販売会社に就職するかで話は全然変わりますよ。(そこまでの認識はあるのかもしれませんが) 一般に待遇が良いのはメーカー本体で間違いないです。ただし、普通の人がイメージする「自動車の修理屋さん」とはかけ離れた業務内容ですね。 販売会社の場合は仕事は想像の通りですが、取引相手が直接お客様であるが故に働き方はかなりハードです。特に時間的制約はメーカーよりも厳しいですし、待遇面といった部分でもメーカー本体を上回ることは無いでしょうね。 中古車販売業者は…ないですね(笑) まぁちゃんと仕事を頑張り続ければワーゲンぐらい普通に買えます。
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