解決済み
公認会計士志望の高3です。 大学在学中合格はとても難しいとよく耳にしますが、大学一年生から勉強を開始しても在学合格は難しいものなのでしょうか?
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令和4年の調査では、公認会計士試験合格者のうち、大学在学中合格者と大学卒業合格者の割合は、共に4割強となっています。 公認会計士試験に本気でチャレンジする人は、大学1年生の頃から受験勉強を始めるのが通常かと思われますが、それでも大学4年生までに最終合格を勝ち取るのはかなり難しく、大学を卒業してからも勉強を続け、やっとのことで合格するという人が相当数いるわけです。 なお、年齢別では25歳以下の合格者が圧倒的多数を占めており、年齢が高くなると試験に合格しても監査法人への就職が難しく、単に公認会計士試験に合格しただけでは何の資格も肩書きも与えられないので、25歳になっても試験に合格できないようなら諦めろと言われるような世界です。 大学1年生から勉強を開始したとしても、大学在学中に合格できる保障など誰にも出来ません。だからこそ、とても難しい試験だと言われるのです。 若干補足すると、公認会計士は弁護士と異なり、試験に合格さえ出来れば学歴は問わない業界とされていますが、公認会計士の仕事は単調な事務作業が多い上に、企業から軽視されることも多いと言われます。監査業務に従事している公認会計士が、「この会計処理は誤りではないか」などと指摘すると、「それは監査法人としての意見なのですか」と聞き返されるそうです。会計監査を行っている監査法人として、その会計処理が誤っているという意見が出されているのであれば、放置していると不適正意見を出されてしまい上場廃止になってしまうおそれがあるので対応する必要があるが、会計士個人の意見なら相手にしなくてよい、と考えられているということです。 また、仮に監査法人としての意見が出されたとしても、企業側が素直に従うとは限らず、それならあんたたちを解任して、自分たちの考える会計処理を適正と認めてくれる別の監査法人に監査を依頼する、などと言い出す企業も少なく無いそうです。 単なる公認会計士では、企業からあまりにも馬鹿にされるので、既に公認会計士資格を取ったにも関わらず、働きながら司法試験の勉強を始めるという人も相当います。合格までにもの凄い苦労をさせられる割には、合格してもあまり報われない、国際化の波にも取り残されており将来性は暗いということで、『資格を取ると貧乏になります』という本では、弁護士と並び公認会計士もやり玉に挙げられていました。
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