本当に無知なので優しくしてください。

Question

本当に無知なので優しくしてください。薬学部志望の高校生なのですが将来は小児がんの薬を開発する仕事に就きたいなと思っていたのですが最近、小児科で薬剤師として働けたりしないのかな？と思いました。小児科というと医師と看護師と事務員さんだけのイメージなんですが小児科で薬剤師の求人ってあるんですか？

Answer 1

小児科だけ+入院病棟ありの病院ってかなり少ないと思います。

小児科で入院病床が無いところだと、院内処方（何かしらの理由が有って処方箋を外に出していない。）でもない限り、薬剤師は必要ありません。
殆んどの小児の単科病院は、こちらに当たると思います。

救急などもこなす大きい総合病院でNICUがある病院で有れば、小児と話す機会はあるかもしれませんが、病棟に行く目的としては服薬指導などで行く事になりますし、時間を見付けて質問者さんが患者に会いに行くなども普通は出来ません。

質問者さんが小児科の服薬指導の業務担当に当たるかも分からないし、小児患者は大人と違ってかなりデリケートな部分も多く、少なくとも大人の患者さんで服薬指導を経験を経た熟練の薬剤師しかなれないイメージです。

＞小児科で薬剤師の求人ってあるんですか？
結論として、個人レベルの小児科病院ではほぼ無い。
大きい総合病院で小児の入院を受けている病院で有れば、小児患者と接する事は有りますが、その病棟担当に質問者さんがなれるかどうかは、不明です。

Answer 2

医学部に行くしかありません。
学力が足りないなら上げて下さい。

これには理由があります。
小児がんは、他の癌種に比べて患者数が少ないです。
製薬企業にとっては「患者数が少ない」＝「客が少ない」です。
また新規抗癌剤開発には、1薬剤につき10〜20年以上かかり、100億円以上の投資が必要です。
その上、開発成功確率は30%ほどしかありません。
製薬といえども営利企業なので、金にならない薬へ積極的な投資をしている会社はごく少数だけです。

その証拠に、2年前にユニツキシンという薬が承認されました。
これは「神経芽腫」という小児がんの一つに対する薬剤で、国内では20年ぶりに承認された薬です。
20年間で承認された薬はたくさんありますが、この癌については20年間でこの1個だけです。
製薬企業が小児がんに注力していない何よりの証拠です。

そもそも製薬企業の研究職の募集人数は少ないです。
国立薬学部の成績上位者にとっても難関です。
仮に研究職になれたとしても、抗癌剤チームに配属されるとも限りません。
それなら医学部に進学する方が労力も少なく、確実性も高まります。

以上より、小児がんの治療法を開発したいなら医学部に進学するしかないというのが実情です。

Answer 3

薬の開発についてですが、それなら阪大以上の薬学部にいかないとキツいと思ってください
私立ではほぼ不可能です。
博士課程が必須ですので、最低8年は大学に行くことになります。
こども病院の薬剤師になりたいのなら、薬剤師免許を取ればやっとてくれるクリニックもあると思います。

Answer 4

ピンポインで「小児がんの薬」というのは何か背景があるのかな。
でも「小児科で薬剤師」ともあるから、子供と接したいというのでしょうか？

研究開発が希望なら、理学部の生物、薬学部、医学部のどれかで研究者になって、大学に残るか製薬会社で研究員になるコースだと思います。
製薬の研究は、コストも時間もかかるし、事業リスクも大きいので、その組織に参加しないと無理だと思う。

子供に接したいのなら、薬剤師にこだわらずに仕事を考えるべきだと思う。
「大きな病院の小児科で薬剤師」は、たぶん枠がない。

「薬局で働く薬剤師」になって、「流行っている小児科の個人医院」のすぐそばの薬局に就職する、というのが現実的だと思います。
自宅か学校の近くに、そのような個人医院を探して、その近くの薬局を見学してみてはいかがでしょうか？