初歩的な質問なのですが答えて頂けると幸いです。 SIerと事業会社のIT部門の違いを教えて頂きたいです。 また、例と…

Question

初歩的な質問なのですが答えて頂けると幸いです。

SIerと事業会社のIT部門の違いを教えて頂きたいです。

また、例としてどのような会社があるかそれぞれ教えて頂きたいです。

宜しくお願い致します。

Answer 1

う～ん、全然ちがうよね。私はITに全く関係ないただの営業マンだけどね。

■立ち位置の違い
SIer（システムインテグレーション）は、ITそれ自身を販売する事業会社。
IT部門は、製造や商社など事業会社のITを担当する部門。

つまり、利益を求めるSIer、コストセンターとなるIT部門。SIerは自社の利益のためにシステム販売やコンサルなどを行う。IT部門は自社の事業運営に最適化を優先できる。組織として商売として考えるならSIer、個人としてIT知識を深めるならIT部門。
（コストセンターとは、利益を産まず費用がかかる部署という意味）

■知見の種類の違い
SIerは、A社、B社、C社と複数の会社、ある程度、広い業界や業種に対応。
IT部門は、自分の会社だけを対応。

つまり、SIerは最新技術や業界標準など知識の幅が広く、IT部門は自社システムの隅々にまで知識が垂直方向に深い。SIerに頼れば最新の効率の良いシステムへの取り換えがしやすく、IT部門に頼れば現存のシステムをもっと使い勝手よくしてくれやすい。最先端、時流にのる知識を得るならSIer、１つのことを深めるならIT部門かな。

■職場の例
SIerの最有力は、富士通ね。NECやNTTデータなども力を持っているよね。こういう会社は、大手の事業会社のシステムを担う本格的な優良会社と言えるよ。

IT部門は、上場してる企業ならどこでも持ってるかな。情報システム部などと呼ばれるね。トヨタ自動車や三井住友銀行などと、業界がかわっても同じ。

ただ、アサヒビールのように、グループ各社のIT部門をまとめて１つの子会社にしていたりするところもある。大手商社などは、こうしたIT部門がそのまま独立して、自グループ以外から仕事をとってきて、いまやSIerとなっていることも多いかな。

ま、IT業界をまったく外から見てるおっさんの意見ですけどね。