測量の方向観測法の精度判定について質問です。 倍角差と観測差の許容範囲についてです。

Question

測量の方向観測法の精度判定について質問です。
倍角差と観測差の許容範囲についてです。基準点の等級毎に許容範囲が定められていますが、双方が範囲内であればもちろん合格ですが、どちらか一方が範囲外の場合はその観測値は採用になるのでしょうか？

例えば
1回目
正 100度00分50秒
反 100度00分10秒
2回目
正 100度00分20秒
反 100度00分00秒

この観測値を3級基準点(許容範囲:倍角差30秒、観測差20秒)に使用して良いかを見る場合
倍角差 40秒→アウト
観測差 20秒→OK
となります。

この場合の観測値は不採用になるのでしょうか？

Answer 1

>どちらか一方が範囲外の場合はその観測値は採用になるのでしょうか？
いいえ。

>この場合の観測値は不採用になるのでしょうか？
はい。そのとおりです。

作業規程の準則には以下の記載があります。
「第３８条 観測値について点検を行い、許容範囲を超えた場合は、再測するものとする。」
したがって、等級に関係なく
「許容範囲を超えた場合は」再測です。

Answer 2

3級なら再測、４級なら採用。等級が違えばモデル視準距離が違い、要求される角度の信頼性がちがうから。