解決済み
今年、技能検定の数値制御旋盤1級を受験します(実技のみ)。課題製作のプログラムが全くできません。 経験者の方、どんなささいなことでも良いので、アドバイスやポイントなどありましたら教えて頂きたいです。ちなみに普段は対話式で作業しています。どうかよろしくお願いします。
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私は、20数年前にNC旋盤1級の技能士になりました。現在、機械加工の特級技能士、普通旋盤1級技能士で職業訓練指導員免許を所持しております。 もう今年の実技課題がお手元に届いていると思います。注意事項を読むと、「自動プログラミング機能の使用は禁止とする」とありますので、対話式は使用不可ですご注意下さい。 受検に対する注意点 実技テストは、加工プログラムを作ることから始めます。事前にプログラムを作って、メモリーに入れておいたり、プロッピーに入れて、それを当日使うことは出来ません。真っ白な状態からプログラミングを始めるのが技能検定です。 実際のプログラムについては、複合固定サイクルを用いたり、サブプログラムに出来るものはそのようにして簡素化をはかり、プログラミングミスを無くすようにします。このことは入力ミスを少なくすることにもつながってきます。さらに、切削条件やツールレイアウトなどは練習によって暗記しておきますが、チャッキング量が少ないこともあるので、過大な切削条件にならないように気をつけて下さい。 工具の本数は15本以内となっていますが、少ないほうが取り付け時間とプリセット時間を短縮できることは明らかです。但し、プリセット機能を持つ機種であれば、それほど問題にならないでしょう。プリセッタの有る無しで、プリセットに費やす時間はかなり違ってきますから。 加工工程は、 第一工程 オネジが付いた部品②の、ネジ側の加工 端面の切削量は極力少なくして、チャッキング量をできるだけ多くとる。 L2部分の寸法を出すのに工夫が必要。 第二工程 オネジが付いた部品②の、テーパー側の加工 テーパー部の長さ25mmの寸法は一般公差ですが、オス・メスのテーパーを組み合わせたときの出入り寸法があるの で、±0になるように補正値を考慮して加工します。 1/5テーパーですから、長さ0.1mmにつき直径で0.02mmずつ変化する。 長さと直径の寸法がちょうどゼロになるようにオフセット量を調整しておけば、オス・メスの嵌め合いはうまくいきます。 第三工程 メネジが付いた部品①の、メネジ側の加工 端面の切削量は極力少なくして、チャッキング量をできるだけ多くとる。 第四工程 メネジが付いた部品①の、テーパー側の加工 で、いいと思います。 標準時間が5時間15分なので、プログラミングの時間を1時間以内にすれば、加工は余裕を持って出来ます。 頑張ってください。 少しでも役にたてて貰えれば幸いです。 只、「課題製作のプログラムが全くできません」という人が、1級を受検していいのか疑問は残りますが・・・・・・・・・・・・・・・・。
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