救急救命士+看護師の資格を所持しています。さて、警察で救命士の資格が役に立ちますか?という話ですが、役には経ちます。しかしそれは警察組織内で結成された救助隊メンバーに入れればの話です。数多くいる警察官の中で特別な訓練を受け、適性を持ったひと握りしか配属されない狭き門です。 救急救命士法の内容をご存知でしょうか?救急車内に限って…という文言があるが故にメインで活躍できるのは救急車を保有している消防組織になります。なので警察官になって救助隊メンバーに選抜されたとしても救命士の仕事の華であるルート確保や気管内挿管と言った医療処置は出来ません。胸骨圧迫や人工呼吸に関しては民間人でも行うことができるため、警察内の救命士でなければ出来ないことと言うのは災害現場でのトリアージくらいになります。 病院内での就職に関してですが、就職先はあります。しかし「救急車内に限って……」と法律で定められてるため、仕事内容は看護助手でありオムツ交換や入浴介助と言った介護業務がメインになります。救急救命士の出来ることは気管内挿管以外は全て看護師の資格があればできるため正直、院内には必要のない資格と言うことになります。 ただ、消防組織に就職出来ず溢れてしまっている救命士が多数いるのも現状で、そういう人たちの雇用を増やす+どうせ介護の仕事をしてもらうなら医療知識のある救命士を……と考えて院内採用をしている病院が増えてきています。 厳しいことばかり書きましたが、救命士と看護師ではそもそも資格の歴史が違います。救命士はまだ出来て20数年の比較的医療の中では若い資格になります。なので法整備や業務内容の拡大がまだまだ途上の段階の資格になります。これから需要が増える資格であることは間違いありませんし、出来ることや就職先も広がってくると思います。 今、専門学校に通いバカほど高い学費を払ってまで取る資格か?と言われると、消防士になってからでも消防学校で取れるので、それほどの価値はありません。救命士の専門学校に通って2年なり3年勉強するのであれば、その期間を公務員試験の対策にあてて先に消防官になりますね。まぁ当時の僕がその現実を知ってて、同じ学費を払うのであれば、看護師を取っていたと思いますが。
そもそも、資格というのは取得すればこれができるようになりますよ、というものです。例えば運転免許がなければ車は運転できませんよね。日本では「医師でなければ医業を行ってはならない」とされていますから、救命士の資格を取ると合法的に救命士にのみ許された医療行為を行うことが出来ます。 しかし医療行為を行う前に、救命士は医師に患者の状況を説明し、医師が指示をした場合にのみ医療行為が行えることとされています。このため、普段からこうした医療行為についての取り決め等を構築しているのはほぼ消防のみとなりますし、またパトカーに医療器具などを配置することも難しいことから、警察で救急救命士の有資格者が積極的に採用されることはないと思われます。 就職先も現在はほとんど消防士にならなければ意味のない資格でしょうね。これまで救命士は病院内での医療行為は禁止されていたのですが、最近この縛りが解禁されたため救命士の資格のみで病院採用の間口も開いたようです。ただ、救命士は基本的に病院前に必要とされる資格ですから、病院内で働くなら看護師の方が断然求められるでしょうね。
現時点で警察で救急救命士を活用することはできません。 救急救命士を活用しようとしたらまずは消防です。それ以外だと海保、自衛隊、田舎の民間救急(行政が救急業務を民間に委託している地域限定)でしか有効活用は厳しいです。
役所なので、必要な資格の場合、消防・海保のように取得できるようにします。 現在、救急救命士の教養がないので必要性を感じていないのではないでしょうか?
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