アメリカの弁護士試験の合格率が50％というのを見たのですが何故そんなに高いのでしょうか？試験内容も難しいが合格人数も多い…

Question

アメリカの弁護士試験の合格率が50％というのを見たのですが何故そんなに高いのでしょうか？試験内容も難しいが合格人数も多いのでしょうか？

Answer 1

合格人数より「受験資格」が日本より厳しいことがあると考えます。

日本の司法試験は「ロースクール（法科大学院）を修了」するか「予備試験に合格」するかのいずれかで、最近では予備試験合格者が増加傾向にあります。
一方、アメリカは州ごとに受験資格が異なり「ロースクールを修了して司法試験を受験する」ことがほとんどのようで「州によってはロースクール修了で司法資格取得」というところもあります。
ということは、ロースクールを修了しないと司法試験を受験または資格取得ができないということです。

参考までに。「○○州の弁護士」が正解で、アメリカは州がそれぞれ独立して「連邦（合衆国）」を構成しています。このことは司法制度にも色濃く反映されています。基本法である憲法も合衆国憲法と州憲法があり、よく聞くのは「離婚のしやすいかどうか」が州によって全然違うようです。アメリカのほとんどの州（というより海外のほとんどの国）では、離婚をするためには裁判をする必要があり、離婚がしやすい州に住んでいればいいですが、そうでなければ離婚がしやすい州まで行って裁判を起こすことが珍しくないようです（離婚旅行とも言われている）。日本では双方が合意すれば離婚届を提出するだけで済むことを考えると、面倒と言えば面倒ですが、住民票の移動だけでは判断がつかない事情があるが故の手続と言えると思います（戸籍制度があるのは日本の他韓国と台湾だけ）。

Answer 2

日本の司法試験も40〜50%なので特別に高いという事はないと思います