親綱の張力と弛み、ランヤードの長さ、ショックアブソーバの伸びしろなどを計算して、6.75m以上ではフルハーネスの使用が義務ずけられました。 使用に際しては特別教育が必用です。また、親綱の高さ位置によってもフルハーネスの種類も異なります。 上記は、パブリックコメントを求めたときに、各ゼネコンから問題点を指摘した結果だと思います。 建築の場合、階高は事務所で4m、集合住宅やホテルで3mなので、使い方を間違えるとスラブに激突します。 当初、フルハーネスを使用すれば絶対安全だというような認識がありました。だから、法的には胴ベルトと使い分けできるのですが、条件により異なると新規入場者教育で煩雑になるので、一律フルハーネスにもしているようです。 ただし、改良もあり、緊急ロック付きのものも表れ、より軽量で安価で安全なものとなるよう改良は続けられていると思います。 また、一方、とび職はラチェットではなく、インパクトがほとんどの作業となったため、重量から肩から吊り下げられる(荷重を分担できる)フルハーネスが割と当初より普及していました。 2m以上の場合、ゼネコンは作業床、手すり、幅木、水平安全ネットなどの設備を設けるべきだと思います。また設計的にも猿橋子のようなものではなく、背かご付きのタラップにすべきでしょう。 脚立も今では持ち込みさえも禁止しています。(どうしても単独作業となり、墜落、転落が後をたたない) 小規模ゼネコンだと、今でもノーヘル、仮設電気の活線作業があり、非常に驚かされます。 安全器具メーカーの改良、設計も施工も安全を意識した設備に今後も期待したいと思います。
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