そうすることに意味があるかということは別にして、方法自体はあります。公認心理師の養成カリキュラムのある大学+大学院と、特別支援教諭の免許が取れるカリキュラムのある大学の両方を卒業するというのが王道。 実際には、 1)公認心理師養成カリキュラムのある大学に入り、定員のある心理実習等が受講できる学内選考に落ちた時点で、教員免状を取得するのに必要な単位を出来るだけ沢山取って卒業し、特別支援教育教諭の免許が取れるカリキュラムのある大学に3年次編入して、6年かけて特別支援教諭の免許だけ取るか 2)特別支援教諭の免許の取れる大学に入り、免許を取得してから、公認心理師養成カリキュラムのある大学に2年次編入して、学内選考・大学院入試を突破し、9年かけて公認心理師の受験資格も得るか、学内選考または大学院入試に落ちた時点で公認心理師は断念するか、 の選択になると思います。 3)早稲田大学の教育学部教育学科の3専攻(教育学・教育心理学・生涯教育学)など、ごく少数の大学の学部学科では、両方の資格を取得するための必要科目は全部履修できますが、卒業に必要な単位を上回る150単位以上取得しなければならない上、必要科目の時間割も重なりますから、特別支援教諭の免許と公認心理師の受験資格を取得して大学を卒業するには最低で5年、通常は6~7年かかるでしょう。早大生の学力ならどこかの大学院には入れますので、さらに大学院で必要な科目が履修して7~9年目に公認心理師の受験資格取得。 質問者さまが、公認心理師にも特別支援教諭にも関心があるし、「何とかならないかなあ」と考えておられることは、でも、実現しようと思ったら、上記のように、半端なく時間も学費もかかる大変なことなんです。 にも拘らず、公認心理師資格も特別支援教諭免許も、その仕事につかない限りは持っていても意味のない資格です。ですから、実際にはどちらか一方の資格が取れた時点で、さらにもう一方を目指す人はいません。 特別支援教諭免許は養成課程のある大学で必要単位を取得すれば確実に取れる免許で、公認心理師資格は養成課程のある大学に行っても、資格取得までに至る人は志願者の5~10人に1人という差はありますので、公認心理師がダメだったから特別支援教諭の道というのはありうるのですが。 ですから、この二つの仕事についてもう少しよく調べて、少しでもなりたい気持ち・実現可能性の高い方の養成課程がある大学に進学して、学んでいるうちに、ああこれはやっぱり違うなあと思うことがあれば、その時点で進路変更するのが現実的と思います。 実際、大学入学前に本当に自分のやりたいことが分かっている人はごく少数派で、ほとんどの人は大学在学中に自分の志向性や適性を考えて進路を選択します。教育学科は確かに教員の道を進む人が比較的多いですが心理学科に至っては9割は普通の会社員や公務員になるのですから。
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