教育大卒で中小企業に就職しているというのは結構あることなのでしょうか？

Question

教育大卒で中小企業に就職しているというのは結構あることなのでしょうか？大卒は大企業に行くというイメージなのですが、教育大卒は教師になるか大企業に行くかが多くて、中小企業へ行く人は少ない方ですか？

よろしくお願いいたします。

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

まず、あなたは中小企業という言葉の意味をきちんと理解されていますか。統計上では、世の中の企業の99.7%は中小企業~小規模企業です。定義は中小企業基本法で定められていますので、それに該当する会社はすべてが（いわゆる）中小零細企業ということですね。つまり、多くの大学生が残りの0.3％を目指すわけですが、実際には大企業は一社あたりで働いている人が多いので、就活生の20-25％が就職できると言われています。

もちろん、教育大から大企業に行く人だっているでしょうがほんの一部です。そもそも、企業で仕事をしていく上で必要な教育訓練を受けていないことが初めからわかっている学部学科が殆どですから、実学系の学部学科に比べて有利なはずがありません。

面接では「なんで先生にならないの？」という質問はかなりの確率でなされます。企業としては「やっぱ教員になります」と最後の最後で辞退されると困るからです。採用面接官が十分に納得できるだけの「先生にならない理由」がなければ、計画性のなさがネガティブ評価になるかと考えます。あるいは厳しい面接官ならば「四年間何をしようと思って教育大に行かれたの？」と質問するかもしれません。