解決済み
大学2年生商学部男です。現在大学生兼イラストレーターをしていてイラストで月40~60時間ほどで30万から50万ほどの稼ぎがあります。確定申告も経験済みです。 絵とは一切関係のない大学に行っているのですがとりあえず卒業はして、その後はフリーランスのイラストレーターとしてこのまま働くつもりでしたが、親は「一生それで食っていけるわけないんだから就職しなさい」とのことです。 今現在もイラストの単価やフォロワー数なども爆上がりしていて今後更に収入は増えるしそれを考えると、就職したら決められた時間に起きて月200時間とか働いて収入は半分以下みたいなことになると思うんです。 活動者としてはコンスタントに活動を続けることも大事だと思うのでそこで1回就職を挟んで忙しくなってしまうと流れが止まってしまうと思っています。 今の時代(?)就職したからといってそこで定年まで働くかと言われたらほぼそれはないだろうし、イラストレーターをやっていてもし上手くいかなくなったのであればその時初めて就職するという形でもいいと思っています。 新卒の力は偉大だとは思いますが、就職を挟むメリットとして社会に適合できるようにする、人付き合いに慣れる、多少安定はするなどあるとは思いますが就職を挟まないメリットや収入の方が大きいと思ってしまっています。 自分がまだ子供で社会を知らないからこのようなことを言っているのかもしれないので考えが甘いと思えば理由をつけてズバッと言っていただけるとありがたいです。これまで親が育ててくれたんだからどうのこうのは一旦抜きとして考えて頂けるとありがたいです。 (現在実家暮らしなこともあり貯金は350万ほどあって(親もそれは知っています)卒業までに最低1000万は貯金しておきもしもの時1,2年は生きていけるようにはしておこうと思っています。)
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適当にアドバイスする人ならば、こう言うでしょう「よく考えられている!そのまま頑張れ、就職など必要ないぞ」と。 就職するかどうかは、以下を読んで自分で考えてみてください。 ◆税金等 自立して生活する場合、各種控除があります。特に自営業として生活する場合、会社員よりも健康保険等の面で不利です。会社員だと会社が半分負担するというものがあるからです。 具体的には収入(売上)のうち会社員で2割ほど国などに納めることになります。自営業だとこれよりも当然あがります。50万円稼ぐ時は15万円弱、30万円稼ぐ時は9万円程度は引かれることになります。年金等は拒否すればよくない?という人もいますが、これは事実上税金なため、回避は難しいです。 となると収入の少ない月は手取り21万円ほどになります。これは月収26万円程度の会社員と同じ程度の手取りです。多い時でも35万円程度の手取りですね。 少ない時で想定して、26万円で暮らしていけるかというと、確かに暮らしてはいけるでしょう。 さらに事業者としてイラストを売る場合、消費税等の考慮も今後必要になります。 ◆保険 会社員は保険等を会社が負担していたりする面もあります。自営業者はこれがなく、自力で保険に加入しないとなりません。具体的には傷病等で収入がなくなった場合や労災(イラストレーターと言っても腱鞘炎や腰痛等で作業不能になることがわりとある)も、誰も保障してくれないので、これを保障するために自営業者は大抵、保険に加入することになります。 また、情勢や社会が変化して稼げなくならないようにするため、大抵の場合は接待や展示会の出展などを含む営業を自力で行うことになります。これらの活動費や行動費は、わりと高いです。 このような万が一の際の備えや、活動費等を加えると実生活で使える生活費は実際には10万円程度になります。 ◆控除 とはいえマイナスだけでもなく、自営業者は今のところ、ある程度控除が黙認されています。保険等はもちろん、自営業者は生活用品を購入したものも控除に充てることができてしまいます。実際これは脱税なのですが、みなさんやってる。というものですね。 同人作家が年間1000万円弱とか突然売れて稼ぎ出した場合、大体この辺りを突っ込まれて税務署に持っていかれてますね。真面目にやったらあなたは月15万円程度で暮らさなければならないし、しかも控除は即日現金に反映されるわけでもないので、月30万円は学生には大金でも、社会人の、それも個人事業主としては絶望的に低い数字です。 ◆実績 再就職するとか、あるいはフリーランスで高めていくとか、どちらにしてもセカンドキャリアには実績だけが評価されます。実績とは絵の上手さではなく、ツイッターでどれだけフォロワーがいるかとかでもなく、いくらで絵が売れているかではありません。 どの会社で、どの作品で、どの賞を、あなたがどれだけ得たのか。ということだけです。ミソなのは絵の質よりもどの会社で働いたかという経歴のほうが重要ということです。なぜなら雇う側としては、絵がうまくても仕事となると途端にサボったり絵の質が落ちる人は何度も見てきたし、というか割合そっちのほうが多いし、募集かけると社員数人のうちですら数十人単位で応募してきます。いちいち見てる余裕もないですね。 大抵はポートフォリオで落とします。まず下手なのは論外、ピクシブ見ても上手いけど無料でやってくれる人はゴマンといる世の中ですから。次に1人で複数種類のイラストや状況に対応できるスキルがないなら不要です。ここまでで半数以上消えますが、それでもまだ多いです。 あとは過去の実績ですが、正直言うと現状、絵の需要はあまりありません。先ほどのようにキャンペーン張れば無料でも絵が集まるし、中国人のほうが安くて質がいいというのもあります。結局日本人が戦える要素は、いかに過去に仕事や、そうでなくても受賞したり何かしらの経歴があるかです。 逆に言えば、あなたがフリーランス一本でも、うちなどではなく大手や名のある人と一緒に仕事したり、目立つ大きな実績を得られるならば、就職は不要でしょう。 ◆時間の目的 あなたは今大学生です。そして同時にイラストレーターでもあります。しかも美大生や専門生よりもずっと稼いでいます。学生にしては収入が多く、天狗になるのも無理はありません。それで自信がないとかいったら、あなたはむしろ自信を付けるセラピーでも受けた方がいい、と言えるほどです。 それだけの収入を得るために使う時間は最大で60時間。仮に時給換算すれば高い時で時給数千円です。漫画家のプロアシスタントからしても高めなくらいです。バイトするより効果的でしょう。 それが学生と両立できているわけですから、就職しながらその収入を維持することは可能ですよ。就職先にもよりますが、60時間を確保しながら働ける職場はかなりあります。ただしキャリア上、できればデザインとかで潰しの効く類似する仕事が良いでしょうね。 仮にあなたのライフプランがあって、60時間のほかは他のことをしたいというのであれば、フリーランスでもよいでしょう。しかし特に他に使うべきこともない。あるいはあるけど我慢して将来より高めたい、というなら、キャリア積みと収入と両立できる社員+フリーランスが一番お得です。 社員とフリーランスは両立できない時代でもありませんし、何かあれば社員は辞めてもいいわけです。収入を自力で高められるフリーランスと、収入と社会的立場を保障する社員、二刀流は現在可能です。 キャリアの関係から言っても、最初からフリーランスはかなり危険です。フリーランス市場で35歳でも生き残ってる人って、大抵は元社員で、その会社から安定して案件を受けているとか、支援独立されている方ばかりです。最初からフリーランスの人は、ジャンプで10代付近で連載が決まった漫画家さんとか、あるいは10代で賞を独占して大手出版社に最初から目をかけられている人くらいです。 あなたがそれくらいのキャリアをすでにお持ちで、それが50万円に反映されているなら、その会社とくっついて食っていくことは可能です。それが一般人や名もなき会社からの依頼、下請けの下請けというところからの依頼だったら、真っ先に就職するべきです。 キャリア構成でフリーランスで30歳を迎えるとき、最も効率がいい経歴は以下の通りです。 ◆美大で好成績 ↓ ◆美大から大手出版社系のデザイナー職 ↓ ◆数年以内に大きなプロジェクトに参加 ↓ ◆転職し2社目の大きな会社でより高い立場を得る ↓ ◆アラサー付近で独立開業。過去のコネから安定した案件を得る このころになると美大同期が大手プロジェクトのお偉いさんなりになっていることがあり、協業することで安定した収入を独占していく このころになると、良い案件はこうしてコネだけで回ることになる 理由としては、外部から就職募ったり絵を募集するのは、仕事にならない絵師ばかりになるため。そういうの募る会社は零細やヤバイ会社だけ。実際に応募する人も大した実績もないおじさんばかり。お互いに不利益 ↓ ◆アシスタントや営業代行をしてくれる人を付け、場合によってはデザイン会社を設立することも これが安定コースであり、これ以外に安定する方法はないとも言えます。周りではたまたま学生時に同人で最大月収150万円稼いでいた人がいましたが、その人は会社経営はしてお金はあるものの絵はやっていません。 あとは大抵の場合副業や趣味でやっているのばかりです。専業すると絵は仕事ではなく、絵は生き残る最初で最後の術になり、営業が不振になったり、頼まれていた仕事が「今月で終わりね」とかなると、死にたくなるし実際に死んだか分かりませんが行方不明の同期もまあまあいます。 個人的にオススメは 1、大手の絵に関する会社に就職し、実績とキャリアを積んで転職ないし独立。できればその時の関係値を引き継いで仕事を回してもらうコネを作っておく 2、絵に関する会社に就職し、副業で続けていき、安定と夢を同時進行する(時間的に頑張れば可能) 3、自信があって既に大手との付き合いが確立しているなら、そのままフリーランスでやっていく ※ただし上記理由から後から就職はできてもクソザコブラックだけだし、一般企業はデザイン系のフリーランスしか職歴のない人間は採りません。アルバイト人生確定します。 このあたりですね。 あくまで個人的にです。 就職せず、フリーランスも失敗したらうちみたいな会社にしか行けなくなりますよ。悲惨ですよ。ほんと自分で言うのもなんですが。 うちもデザインやWeb作成のほうのデザインは多いですが、絵単体の依頼はほぼないし、日本では絵って市場価値がほぼないです。だからこそ絵以外の付加価値がその人に必要ですね。実績とか、会社とのコネとか。 例えばアニメーターって、会社就職しないと成れないじゃないですか。アニメは一人で作るには限度があるし、個人制作や手書きと言っても、クオリティに限度がありますよね。設備もカネも人数もないんですから、そりゃ商業アニメ再現は無理です。 じゃあアニメ作る会社の外注を受けるとき、個人かつコネもなく完全独りでツイッターからの依頼だけでやってる人は、アニメのスキルない訳で、受けることも発注されることもないですね。だから絵しかできない人は幅が狭まるし、絵単体の需要はあまりないので、難しくなっていくんですよね。 だから絵で食うなら、まずは就職なりで実績と出来る幅を増やすのはアリです。
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イラストレーター歴はどのくらいですか? あなたが10年以上イラストレーターとして活動してるなら、需要に合わせてこれてるわけですから、今後もそれなりに稼げる可能性はあります しかし、そうでないならかなり不安定です とりあえず就職することをお勧めします 社会に出ると、社会人経験の有無が採用に直結する そのレベルで社会人経験の有無が重要になってきます 今は良くてもあとは…ですね 無論、厳しくてもいいからクリエイターとして行きたいならそうすれば良いですが、その場合は家から出ることをお勧めします 親の元なら、そういうタイプの親はチクチクいってきます
お金のことについては他の方が詳しく書かれているようなので、それ以外のことですが・・・ 自分はたぶんあなたのご両親より上の世代です。 自分は美術家ですが、同級生の何人かは何十年もフリーのイラストレータをしています。イラストレータの友達も多いです。 昔はインターネットがない時代なので、みんなそれなりの美大や藝大を出て、新卒でデザイン事務所や広告代理店に就職をして、そこで10年くらい働いてから独立したひとが多いです。元の会社から仕事を外注で貰いながら他を開拓していくわけですよね。 バブルの頃には年収が数千万円というひとたちもざらにいました。 しかしそういうひとたちの殆どは高収入は数年だけです。なぜならイラストレーションという仕事はクライアントさんの希望を叶えるのが仕事なわけで、一時期は流行りの絵柄で儲ける事が出来ても、そういうブームみたいなものは5年も続かないからです。 実際に我々は昭和の時代から絵の仕事をしていますけど、昭和の時代と今とでは求められるものや文化は全然違うわけです。そしてその間にデジタル化という大きな変貌がありました。それについていけないひとたちもいました。 大体、普通は大学を卒業して50年間は絵を描く生活をするわけです。 美術家の場合はそんなに変化はありませんが、イラストレータはその時代に合わせた絵柄を何でも器用に描けないと駄目ですし、なによりも営業力が必要な仕事です。 それでも同じ絵柄で死ぬまで仕事が出来るひとも数人はいますから、あなたがそのすごいひとになれないとも限りません。 しかし実はここで一番大事なのは、「新卒で一度就職をする」ということなわけです。 たぶんこの意味は同じ仕事をしているひとでないとわからないかもしれません。自分も学生の頃にはわかりませんでした。 自分も就職しないつもりでしたが、卒業式の前日に先輩がバイト先に来て無理やり工房に連れて行って取り敢えず就職しろ!と。 フリーランスで仕事をする為にも、一度ちゃんと社会に出て会社で仕事をするという経験は必要だという事でした。 この歳になっても、その先輩の言ったことは正しかったと思います。 一度も就職したことのないフリーランスのひとたちは、簡単に消えていきます。中途採用で就職でも同じと考えるかも知れませんが、実は違うわけです。 新卒で就職 これはあなたが思っている以上に将来の為になりますよ。
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現時点で月の稼ぎが200万は無いと 新卒フリーは厳しいですよ。 今のあなたを 芸人に置き換えてみましょう。 今のあなたって多分世間一般的には 無名の部類でしょうから 「月50万を稼ぐ無名の若手芸人」が どれだけ将来的に不安な存在か おわかりいただけるかと。 バクチ打って業界に居座ったとしても 来年の今頃には新鮮味は薄れてるでしょうし 大御所のお気に入りになって バーターとして起用してもらってる間に ネームバリューを確立するなど 何らかの対策を打てなければ 仕事は目減りしていくだけです。 絵の世界も割と似たようなもので 実力だと思ってた人気が実は 編集長や社長など 上の趣味で起用されつづけてた事によるだけで 代替わりした途端切られてそれっきり、とか 割とよくある話です。 あなたの中に 「生き残るためなら気に入らない客に 揉み手してヘコヘコするくらい わけない」 「ロートルになっても ポートフォリオを抱えて 若手新人と同じように 持ち込み回りをする気概くらい 普通にある」 的な 昭和の根性論が普通にあるなら 新卒を棒に振っても多分生き残れましょうが そこまで考えた事が無かったのなら 新卒カードは有効利用して 兼業作家の道を模索した方が 賢い手立てだと思いますよ。 イラストレーターは芸人と違って 会社員と二足のわらじが 可能なんですからね。 ちなみに月200万というのは 「今のうちに稼ぎを株や不動産に変えておき 将来売れなくなった時のための 不労所得を確保する」 という資金づくりの目安です。 2~3年だけでもその額を維持できれば アパート一棟とか ポーンと買えますし 株にしておいても 生活に困らないだけの配当収入が期待できます。
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