解決済み
日本ではなぜいつまでも高齢者が権力や地位を牛耳る体制が続いてしまうんでしょうか? 若手がなかなか台頭しないのは高齢者がいつまでも権力や地位を牛耳る人が多いからだと思います。 会社の社長・経営陣大学の理事長 評議会の委員長 国会(県・市議会)議員 某新聞会社の最高責任者 プロ野球の某在京球団で通算15年以上も監督の座に君臨している人 など etc.. いつまでも65歳前後以降の高齢者が権力や地位を牛耳る人が多いのはどうしてでしょう? 日本社会の悪き風潮だと思います。 いつまでも権力や地位を牛耳る高齢者ほど、「若い人が出てきたら喜んで自分は辞める。」とか言って、結局譲る気持ちは毛頭ない人ですよね。 特に70代や80代の高齢者は過去の常識に囚われた判断・決断をしたりしますし、今の時代の流れに合わせた判断ができない人が殆どだと思います。 日本では、権力を握った高齢者が社会を牛耳る場合が殆どで、若い世代に譲ると決めて、絶対的(名誉も収入も確約された)ポジションを自ら手放す人って、思い浮かぶ限りではドラえもんの先代の声優さんたちと、ジャパネットたかたの高田社長、67歳で政界を引退された小泉元首相くらいしか思い浮かびません。 それだけ高齢者が牛耳っているということで、嘆かわしいです。 ドラえもんの先代声優陣は、ドラえもんからの降板に関して、自分達が続けることよりも番組の継続を強く望んでいたことがよく分かり、まさに正真正銘のプロ集団であり、声優界の若返りまで考えていたことがよく分かります。 いつまでも地位や権力にしがみつかず、老いたら隠居するべきだと思います。 大山のぶ代さんはドラえもんを降板してから3ヶ月後の2005年の6月の対談インタビューで以下のように述べています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大山のぶ代さん「腐れ縁で離れようがないからずっと一緒だと思う。」 飯島愛さん「なおさら、役を離れるのはさびしいんじゃないですか」 大山さん「それは寂しくないのよ。もうのびのびしているの。いい相棒、仲間と過ごせた26年間、こんな幸せな作品はないと思ったもの。」 飯島さん「次のドラえもんの人にどんなメッセージを贈ったんですか?」 大山さん「「心を伝えてね」と言ったの。一応私は1ドラ(1番目のドラえもん)で、よく「2ドラに望むことは?」と聞かれるの。そのたびに、ドラえもんの優しい心を伝えてもらいたい、と言ってるの。でもきっと次のドラえもん、水田わさびちゃんは大丈夫だと思うの。」 (日経エンタテインメント!に大山のぶ代対談記事「わさびちゃんは大丈夫と思うの」) http://misttimes.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/post_3b12.html 大山さんはドラえもんを降板する6年前にも世代交代に前向きな発言をされています。 大山:冗談半分に「あと20年はできるだろう」「やりますよ」と言っても、子供たちに「ドラえもん」をずっと与えつづけていくためには、いつか私たちが交代しなくちゃならない。その時に、安心して『ドラえもん』という鍵を渡せる次の世代が育ってもらいたいといつも思っています。「いつか私はドラえもんをやってやる」と思う俳優さん、声優さんが出てくればうれしいし、目標にしてくれれば、喜んで全員で鍵を渡したいと思いますよ。 (1999年3月 20周年だよ!ドラえもん ザ・ムービー キネマ旬報社) 先代のび太役の小原さんや先代ジャイアン役のたてかべさん、先代スネ夫役の肝付さんも素晴らしいコメントを残しています。 のび太役・小原乃梨子 「私たちは、幸せな一つの歴史を終えたのだから、次の方たちには自由にのびのびと新しい『ドラえもん』と、のび太くんをつくっていってほしいですね。」 「声優交代の意向は、今年(注:2004年)の春くらいには聞いていました。続けたくないと言えば嘘になりますが、みんな元気なうちに卒業が迎えられてよかったと思います。」 (女性自身 4月12日号) ジャイアン役・たてかべ和也さんとスネ夫役・肝付兼太さん。 ─キャストを変えると伝えられたときはどう思いましたか? た「そういう時期に来てるんだな、と割と淡々と受け止めましたね」 肝「まあ、いつまでも僕らができるわけはないんだし、映画25周年はいい節目かなと思いましたね。」 ──新メンバーに一言お願いします。 た「自分たちなりの『ドラえもん』を作っていけばいいんで。『ドラえもん』の心を次に繋げていく気持ちだけ持っていれば、それでいいと思います。」 肝「僕らの声が耳に残っているでしょうけど、初めて自分がやるという気持ちで演じればいいんじゃないかな。」 (TVBros.4月2日号)
「カミさんはドラえもん」という著書で大山のぶ代&砂川啓介夫妻対談があり、以下のような発言があります。 砂川「(ドラえもん役を始めてから)もうすぐ二十五年、四半世紀になるということだもんね」 大山「そう、二十五年やったらいいんじゃないかと思っているの。そのときは大々的にオーディションをやって、“この人”という人に託しましょうとみんなで話し合っているの。私の真似じゃなくてね、声は違ってもいいと思うの。ドラえもんって、機械なのにすごい人間チックでしょ。科学的には進歩しているのに幼いし、正直に感情を表すし。芝居でそれをやるんじゃなくて、もうドラえもんそのものみたいな人が出てきてほしい。」(以下略) http://misttimes.cocolog-nifty.com/blog/2004/12/__2.html 作品(ドラえもん)のことを第一に考えた場合、声優界の今後を考えた場合は、自分達がいつまでも続けるのではなく、喜んで若手に譲りますというスタンスがドラえもんの先代の声優陣の思いとして強く感じます いつまでも高齢者が政治や会社、チームで権力を持ち続けることは嘆かわしいことだと思います。
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