なぜ、就職活動では、女性はパンプス・ヒールを身だしなみの基本として長年定着させ続けているんでしょうか。 私は、パン…

Question

なぜ、就職活動では、女性はパンプス・ヒールを身だしなみの基本として長年定着させ続けているんでしょうか。

私は、パンプスが苦手です。転職活動時、何度も面接時には履いていきました。慣れない靴での靴擦れもありますから、最寄り駅まではスニーカーで行き、履き替えて挑みます。
面接官のほとんどが足元よりも口元や表情を見ているといいますが、足元について指導するマイナビやリクナビの方の指導には疑問を抱きます。
このような風潮はいつまで続けるのでしょうか。
一時期、怪我でパンプスを履けなかった際は、事前に申し立てしてスニーカーで面接させていただきましたが、そういった「事前報告」がない状態で挑むのは好ましくないという指導が残念に思うのです。

履きたい方は結構ですが、男性の革靴にも言える事ですが、我慢して履いている方は多いのでしょうか。
スーツにパンプスでなくてもいいと思うのです。
履きやすい靴で挑む、自分の足への自由は必要なのではないでしょうか。
派手でない、スニーカーなどの靴で面接に行かれた方はいますか？

Answer 1

そんなに難しい理由じゃないですよ。端的に言えば無駄なクレームを回避するため。少しトゲのある言い方をすれば、保身のため。

今の時代の就活の面接なんて、一定の「一般常識」から外れてなければ…例えば加齢や病気でハゲてる訳ではないのに突然、女性がスキンヘッドにして行ったり、おっぱいスケスケのシースルーの服装で行ったり裸足で行ったり、全面にピカチュウの絵の描かれたカバンで行ったりでもしない限り、一般的に見て普通と受け止められる範囲なら、あまりにガチガチの就活スタイルでなくても気にしないという面接官のほうが多いと思いますよ。私もたまに面接を担当しますし、周囲の面接を担当している同僚や友人などに聞いても同じようなことを言います。

ただ。

世の中、色んな人がいますね。服装や髪型、靴、全体の所作などなどは、どこまでが許容範囲で、どこからがマナー違反に当たるかの線引きが人によって違います。

同じような服装、同じような髪型、同じような鞄、同じような靴でも人によって印象、受け止め方は様々ですよね。

マイナビやリクナビなど新卒、転職問わず「就活」に特化したサービスは、迂闊なことを書いて「言った通りにしたら印象を悪くされた」との口コミやクレームが広がると、それで商売上がったりになってしまう訳です。

例えば、質問者様がお使いのスマートフォンの調子が悪くなったとします。そして、どうすれば良いかご友人や恋人に聞いて試してみたら、余計に悪くなった、あるいは本格的に壊れた。その場合、少しぐらい本人に「余計に悪くなったじゃないか」と文句を言いたくなるかもしれませんが、心のどこかで「まぁ相手も別に専門家じゃないんだし…」とも感じると思います。が、docomoショップ、auショップ、SoftBankショップなどなど、専門の携帯ショップへ行ってアドバイス通りにした結果、余計に悪くなった、壊れたという場合。完全に責任問題に発展しますよね。場合によって携帯ショップは新品の端末を無償で提供するハメになるかもしれません。なので、自分たちでどうにかなるかもしれないけど、確証がないって場合は“修理を勧める”という安全策を取る訳です。

それと同じように、就活などの「人材」を扱う企業が「多分、これぐらいなら大丈夫」みたいないい加減なことを書いて大丈夫じゃなかった場合、最悪、サービスを停止せざるを得ない事態に発展する可能性があります。マイナビやリクナビは就活に特化した専門のサービスなのですから。

そこに追い詰められると、大量に自社の社員を解雇しなければいけなくなったり、損害賠償を払ったり、社会的信用を失い会社が倒産してしまうという可能性も否定できません。

なので、そうならないために「ガチガチの絵に描いたような、誰が見ても安心・安全で不快感を与えることのない」スタイルを推奨せざるを得ないのですよ、なまじっか、就活の「専門のサービス」なので。