RTKを搭載していないドローンでの作業例です。 まず地上に標定点(GCP)を作ります。 目安として4点以上欲しいところです。 詳しくは国土地理院の「UAV を用いた公共測量マニュアル(案)」 を読まれると標定点の点数・撮影高度・撮影位置・撮影枚数が判ります。 現況測量のトラバー点の併用でかまいません。 当然ながら上空から見やすい位置です。 GNSS測量やトラバー測量でXY座標・H標高を出します。 以下。Metashape Professionalでの作業です。 ・写真を読み込みます。 ・写真のアライメントを行います。 この時点ではまだドローンのGPS情報です。 ・マーカーを配置します。 Metashapeでは標定点をマーカーって言う呼び方をします。 平面直角座標(世界測地系)の設定ができます。 ただしXYを逆に入力する事になります。 これ以降、ドローンの座標を使わずにマーカー座標を使うように設定します。 ・高密度クラウド構築・メッシュ構築・テクスチャー構築・オルソモザイク構築 あとは、エクスポートで座標情報の付いたオルソモザイクを出力すれば完了です。 ラスタの読み込めるCADであれば読み込めると思います。 あとは、CAD機能でオルソ画像上に線を描いていきます。 (机上で現況測量をしているイメージです。) これで5cm以内の誤差になっていると思います。 (個人の感想ですが2~3cm) ラスタからベクターへ変換させる方法もありますが、建物やいろいろな構造物の影、道路のヒビや汚れまで変換され、取り除くのに結構な手間がかかります。 また、3DのCADでしたら3Dデータで作業すれば建物の軒下の位置なども作業できます。 それからMetashape用に別のパソコン(DELLのデスクトップXPSシリーズ相当)があった方が良いです。 汎用クラスのパソコンでは10時間以上かかったりする事もあります。
なるほど:1
①現地に何か目印を複数おいて、これらの点間距離をミリ単位まで測っておく(なるべく複数の三角形が組成できるように)。 ②後は撮影した写真群を相互に関連付けさせたあと、目印同士の点間距離に合うように画像を伸縮変換する。 航空写真では①を標定測量、②を空中三角測量というんだよ。
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