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船乗りは危険な仕事だと聞いて目指すか迷ってます。

船乗りは危険な仕事だと聞いて目指すか迷ってます。コンテナに挟まれて亡くなるとか、海に落ちて溺死とか機関士は勿論航海士ですら危険を伴うとお聞きしました。

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知恵袋ユーザーさん

回答(5件)

  • ベストアンサー

    危険ですが、自分が知る限り、事故は全て不注意から 起きています。今は別な仕事をしていますが、以前、 タンカー船の国際・国内船の配船オペレーターと船舶管理業務を していたことがありますが、大体2年に1人くらいお亡くなりに なられていました。 船自体、自社船と傭船とあるので、2年ごとくらいに亡くなって いたのは自社の船員さんばかりではありませんが、下記のような 状況下でお亡くなりになりました。 ①真冬の揚子江に落下。船長が凍死。 真冬の揚子江は凍り付いて北極さながらになるのですが、 そうなると船が氷で傷ついたり、航行不能に陥ったり するので、船員は常に氷の状況に気を配りながら進みます。 その際に船長が身を乗り出しすぎて船から落下。 真冬の氷の張る揚子江ですから、直ぐに救助も出来ず。凍死。 ②真夜中の荷役で海に落下。 会社の安全基準でライフベストを着用して荷役を 行うことを規則としていますが、船員さんの多くは ライフジャケットを着用すると荷役の邪魔になるので 嫌う人が多くいます。特に内向船の船員さんは昔堅気の 職人気質な人が多く「べらんめぇ」調の人がいるため、 ベテランになるほど、勝手に動きます。 で、更に真夜中の地方港など電灯も照明もほとんどない 中での荷役を行い、海に落下。ライフベストを付けておらず、 直ぐに周囲の人がきがついたものの、暗くてどこに落ちたかが わからず、所かまわず、救命器具を投げ入れましたが。 明け方溺死で発見。 ③朝起きたらいなくて行方不明。 タンカー船やコンテナ船など旅客船とは違いますから、 船の周囲に張り巡らされたフェンスなんてあってないような ものです。で、特に海が時化ているとちょっとしたジェットコースター 並みに船が揺れます。ある日、朝起きると若い船員さんが 行方不明になっていることが点呼で判明。 船内をくまなく探すも見つからず行方不明に。 足取りを追うと、その前日の夜、その船員さんが風呂に 入ってその後に外の空気を吸うため、船外に出たのを 最後に見た人がいて、それから行方不明・・・ということで、 船から落下したと結論。まだ結婚して日が浅く、子供も生まれた ばかりで、当時、総務にいたので、後処理の対応をしましたが、 奥さん、憔悴しきっていて本当に気の毒でした。 結局、行方不明で見つからず、5年後くらいに砂浜に 頭蓋骨があがり、鑑定の結果、その船員さんと判明。 執念で帰って来たのだと思います。 ④綱取りロープ激突で即死。 船は港に接岸した際に綱取りロープで船と岸壁の 間を固定しますが、そのロープが切れて跳ねて 船上で作業をしていた甲板員に激突。即死でした。 (トラックで外れたタイヤが激突するくらいの勢い があります) ⑤全身、モルテンサルファーを浴びて火傷死。 新造タンカー船の荷役装置(韓国製)が不良品で 80度を超えるモルテンサルファー(硫黄)が 荷役装置からあふれ出し、作業をしていた作業員が 全身に浴びて、全身火傷。数か月後に亡くなりました。 ⑥コンテナ荷崩れで圧死 洋上で大きくコンテナが崩れてそのコンテナに 潰される形で圧死。ほんと、ペチャンコな状態 だったようです。 (当時は既に配船業務から外れていて詳細不明。 同僚から聞いた話) 他にも死者は出ていませんが、荷役中に 大けがをしたとか、時化が酷くて階段上り下りした 際に落下して腰骨を折った・・・とか、怪我は 結構ありました。後は、変わったものだと、 大々的にニュースにもなりましたが、アデン湾で 退職間際に担当していたタンカー船がミサイルランチャーの 攻撃を受けて被弾したこともありましたね。 その時は怪我人出ませんでした。 なので、まぁ、ちらほらと死者や怪我人は 出てます。当然、年々、コンプライアンスや 安全重視で死傷者は減ってきてはいますが、どうしても ヒヤリハットではありませんが、油断と自然の猛威に より事故はつきものです。 自分も仕事で船内に宿泊したり、近海を船に乗って 航行したりしたこともありますが、寝るときとか ベッドで両手足をぴんって伸ばして壁とかに固定して 寝ないと揺れてベッドから落ちるくらい揺れるんですから。 そりゃあ、その中を歩いたり、階段上り下りしたり していれば、怪我もしますわな。

    なるほど:3

  • キチンとした教育を受け、初心を忘れずに行動すれば、危険は少ない。 事故の大半は、我流で作業したり、危機意識がないから、手足が千切れたりするのよ。

    なるほど:1

  • 危険でないとは言えないのですが、私は船員の頃(乗船中)のほうが安全だった気がします。 ある程度ですがリスクを自分で管理することができるので、装置を正しく使う。危険な作業を一人で行わない。わからないことは行わない。 陸上で仕事をしていると、自分がどんなに気にしていても相手がいる事故には対応できないので、危なさはあまり変わらないのではないかなと思っています。 プロの船乗りは、危険な作業でも事前に計画を立てて可能な限り安全に作業をでき、他の船員と協力できる、知識を経験を持つ人だと思います。

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  • 「船乗りは危険な仕事」という言い回しは50~60年前までの云い方です。 今の船乗りは極めて安全な仕事です。 トラックや車の運転よりも危険度は大幅に低いです。 海上交通ルールを守って、気象天候情報を細かに入手して、安全作業を遵守して、高度な操船技術を身に着けていれば危険度は全くありません。 韓国や海外などで海難事故が発生しているのは、操船技術が未熟であったり、海象気象を無視したり、無理な航海で交通ルールを無視したり、平素の船の手入れを怠ったりしたことによる事故です。

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    なるほど:2

    ありがとう:1

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