鉋刃が歪んでいるか砥石の面が歪んでいるか手がブレているか。台がガタガタしてるなんていう場合もあります。 全部がちゃんとできていないと正確に研げません。 個々人によって原因は異なります。 その原因を把握するのが修行なんでしょうね。 まずできることは、研ぎやすい体勢で研げる、安定した研ぎ場を作る。 研ぎ場は立っても座ってもいいですが、砥石と「肩」の距離が、低すぎたり高すぎたり、あるいは遠すぎたり近すぎたりすると、鉋刃を同じ角度で動かせません。ブレやすくなります。 それから、砥石を平らにすること。 面直し砥石や電着ダイヤモンド砥石で平面にしたつもりでも、それらが曲がっている場合があります。 砥石の平面や鉋刃の平面の確認用に、もってなければストレートエッジは買うことをお勧めします。 台がちゃんとしていて砥石が平らにできたら、鉋刃が問題か研ぎ方が問題かどちらかに絞れます。 まず確実に平面であると信頼できる裏押しを作ります。ベタ寝かせで研ぐだけなので簡単です。裏が曲がっていると表の切刃が平らでも刃線はまっすぐにならず、カエリが出ない部分ができます。 裏押しをちゃんと作った鉋刃を2~3枚研いで、どれもまん中だけカエリが出ないとしたら研ぎ方の問題の可能性が大きいです。 研ぐときにガタついているかどうかだけではなく、鉋刃を指で押す部分の力加減でも曲がってしまうことがあります。 研ぎ癖がある場合は練習して直していくしかありません。 練習するにしても何が問題なのか把握できていないまま闇雲に研いでいると、鉋刃も砥石も時間も体力もムダになってしまいます。
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