運転手の多くは、営業収入をだいたい会社と折半する完全歩合制。全国自動車交通労働組合総連合会宮城地方連合会(自交総連宮城地連、相沢道彦委員長)は、こんな調査をしています。標準的なタクシー並みに違法停車や超長時間乗務をした車と、法令を順守した車では、一日にどれほど営業収入が違うのか。四月に行った結果では、前者は約二万八千円、後者は二万三千円。この差は大きく、生活のためには危険を冒さざるを得ない現実があります。 無理を重ねての運転は、事故につながります。宮城県内のタクシーの人身事故は、〇一年の三百一件から〇四年は三百九十九件へと32%増。全国平均の3%増と比べ、突出しています。 仙台市の生活保護モデル基準に及ばず 〇一年に二百八十万円だった宮城県のタクシー運転手の平均年収は、毎年二十万円ほど減り続け、〇三年は二百三十八万円(厚生労働省賃金センサス)。〇四年は二百万円強になるとみられます。仙台市の生活保護モデル基準の三百三十七万円にも及ばず、最低賃金(時間額六百十九円)を割るケースも。自交総連宮城地連の調査では、一時間あたり四百十七円という例もありました。
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