まともなカメラマンは、助手なんて採らない。なぜなら、社カメとして就職しているから、助手的な仕事は、会社が雇った屈強かつ聡明な高学歴アルバイト学生にやらせる。 学生は、その会社に就職したいからそこ(新聞社や出版社。ムービーの場合テレビ局や制作会社)でアルバイトする。コネを作るとか就活で有利になるとかを狙っているのではない。職場風景を垣間見るため。 今や「社カメ」でなければ《カメラマン》という職業は成立しない(篠山紀信、宮嶋茂樹級の巨匠を除く)んだから、そもそも仕事として成り立っていない、例えば写真館勤務とかスタジオ経営とかのカメラマンの助手なんて、丁稚未満。給料など支払われない。必要経費は自腹。
かなりしんどいです。 私自身、大学卒業後何年かカメアシやりましたが、夜遅くまで白ホリのペンキ塗りさせられたり、 睡眠時間は四時間程度、その四時間というのも勿論自宅ではなくスタジオの片隅にカポック敷いて仮眠、 翌朝早朝からロケ準、ハイエースの荷台に機材を詰め込めるだけ詰め込んでそのまま運転、 疲労と睡眠不足でぶつけたり道間違えたり、その度に助手席のカメラマンから殴られ、 何てことが日常茶飯事でした。それなのに手取りは12万程度。 今のこのご時世、幾分かは改善はされているでしょうけれども私の話もそんなに大昔のことではありません。 今でもカメアシは苦労して当たり前、そういう風潮は残っているかと思います。 しかし、そこを乗り越えた者だけがはじめてまともなカメラマン人生を歩むことが出来るようになります。
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