現在救急救命士を目指している者です。

Question

現在救急救命士を目指している者です。現役消防士又は救急救命士として消防に勤めている方などに質問なのですが、数年前の質問で体にタトゥーがある場合は不採用になるというものを見ました。
現在もこれは変わらないのでしょうか？
それと、パンツ一丁になり身体検査をするという回答を見ました。その場合パンツで隠れるような部位でのタトゥーというのはバレないのでしょうか。
私自身タトゥーが入っていたり今後入れたいという訳ではありません。1つの疑問としてよろしくお願いします。

Answer 1

現役の消防官です。

まず、タトゥーについてです。
これは自治体にもよりますが、職員の服務規程で「刺青（入れ墨）等、他人が見て不快に思うようなものはしてはならない」と書いていることがあります。
これは元々、いわゆる「やくざ者」と呼ばれた人が肩や背中に入れたものを指していました。まさに「刺青（入れ墨）」です。
では、ワンポイントのタトゥーはそれに含まれるか？と言われれば「自治体の判断による」となります。ですので「この市ではダメと言われたけど、隣の町はＯＫだった」ということもあり得るのです。
また、規則等で明文化していなくても、タトゥーを入れていたため採用されいということもあるのです。
多くの採用試験で「人物考査」や「面接」というものがあります。これは、ペーパーテストなどで機械的に数値化できない「人柄」を見るものです。
人柄には「外見」が含まれます。だから、採用試験を受ける学生が茶髪を黒く染め直したり、髪型を整えたり、リクルートスーツと呼ばれる服を着たりしますよね？
これにタトゥーが含まれると考えればどうでしょう？タトゥーの有無が評価の一部になるとすれば、タトゥーをした人が採用されなくても、何の疑問もありません。
タトゥーという言葉は多くの人が普通に使う言葉になってきていますが、実際にタトゥーをしている人がいるか？といえば、まだまだ「少ない」と言えるでしょう。それだけ「好意的に見られていない」のです。あくまでも「刺青」の小型版という印象でしかないのです。
ですから、消防に入りたければタトゥーはやめておく方が無難ですね。
ちなみにうちの自治体では、消防以外の部署ですが、隠れてタトゥーをしていたことがバレた職員が懲戒処分（服務規程違反）を受けたことがあります。

次に「パンツ１枚の身体検査」ですが、最近は減ってきていると思います。
以前の消防の試験では「均衡の取れた身体」であることを求められました。つまり、太りすぎたり、痩せすぎたり、左右のバランスが取れていないなどという場合に「現場活動の遂行に支障がある」と判断して、不合格にしていたのです。
今では、太っていても痩せていても、現場活動ができますし、現場が無理なら事務仕事をさせることもできます。なので「均衡の取れた身体」というのは、形骸化した話になっています。
今は、パンイチの身体検査というより、採用に備えた健康診断の一部になってると言えるでしょうね。