アメリカのメディカルスクールを卒業して、そこで医師として働いている者です。 アメリカでは、バリバリと働く心臓外科医や脳外科医、脊椎外科専門医などが億単位で稼ぐことは普通にあり得ます。 「医学部在学中にアメリカの医師国家試験も受けたそうなのですがこちらも可能なのでしょうか?」はい。USMLEという試験ですが、それも可能です。
なるほど:3
制度的にはアメリカの医師の方がお答えくださっている通り不可能ではないのですが、私には限りなく可能性は小さく、ホラ話か願望のような気がします。 主な理由は年齢です。 日本の医学部卒業が24歳。 私には日本の医師国家試験とUSMLEを同時並行で準備し合格することが可能とも思えないのです。 USMLEのSTEP2の模擬診療は日本人にとって最難関で、八時間の試験、この中で英語力の問題で診療が滞るとアウトと言われます。 USMLEのSTEP2に合格するとアメリカの病院でレジデントを二年程度行います。日本の臨床研修のようなもの。 これを修了すると初めて、一人で一般的診療を行うことがらできます。 心臓外科医になるにはこの後フェローシップという専門医育成プロセスが必須で、3~6年。ここで専門医に認定されてはじめて心臓外科医を名乗れます。 この時、何歳になっているか? 必要最低年数を足して30歳前後。 アメリカ人ならともかく、日本人で日本の医学部卒なら、超超優秀なバイリンガルでも30歳でここまで到達出来ないと思います。 また、日本人の専門医になりたてが一億以上はまずあり得ないと思います。 私の知人で誰が見ても最優秀の医師は、日本で研修医をやりながらUSMLEやレジデントの応募を行い、レジデントとして採用されて渡米したのは28歳でした。
平均値が4千万円/年なので、あり得ない数値では無いですが、ゴッドハンド並みの上位の腕の持ち主とかですか? https://www.salary.com/research/salary/alternate/cardiothoracic-surgeon-salary
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