理学療法士は開業出来ないとされていますが、個人で訪問リハ的なものを立ち上げられないのでしょうか？

Question

理学療法士は開業出来ないとされていますが、個人で訪問リハ的なものを立ち上げられないのでしょうか？
医療法人ではなく株式会社で訪問リハを立ち上げている方もいると聞いたことがあり詳しく知りたいです。
よろしくお願いします！

Answer 1

開業できないとされているというか、法的根拠をもって開業権のある資格じゃないですね。
医師とかの開業と違うけど、自分が会社を作るという意味なら訪問看護しかないですね。ただし、オーナーのようなものにはなれたとしても、施設の長（管理者）となれるのは看護師・保健師だけです（これがある意味で看護師の開業権とも言われていますね）。やも得ない理由がある場合とあるけど・・・やもえない理由ってよっぽどですよね。
もし、管理者兼開業者になれたとしても、そうなると理学療法士としては働けないですよ。完全に管理者として事務担当です。
たぶん理想としてるのは、自ら施設の長となりその業務を行うこと（医師が開業して専門領域の仕事をするみたいな）ですよね？
難しいと思いますよ。
http://www1.pref.tokushima.jp/hoken/kaigo/kaigo/sitei/kijun_4.htm

自分も訪問の開業考えたことあるんですが、法的に厳しそうでしたね。色々方法はあるかもなんで頑張ってくださいね！

Answer 2

現職の理学療法士です。

まず、現状で訪問リハビリを行う事業所は【訪問リハ事業所】と【訪問看護ステーション】の二つがあります。
この内の【訪問リハ事業所】は、病院・診療所・老健に併設する事が条件になっており、個人で株式会社の形で開設することは出来ません。

株式会社の形で立ち上げるとすれば、【訪問看護ステーション】の形で立ち上げて訪問リハを行うということになります。
こちらの場合、当然「看護ステーション」なので看護師を配置する必要があります。（確か、常勤換算2.5人以上だったように記憶しています。もしかしたら、配置基準もかわっているかも知れませんが・・・）
なので、当然相応に人件費もかかってしまいます。

私も、昔同じような事を考えて、【訪問看護ステーションの開設】という講習に行きました。
そこで、聞かせていただいた実例の話なんですが・・・
【立ち上げから軌道に乗るまで約1年～1年半】
【最初の1年間での支出合計が約2500万】
【軌道に乗るまでは、ほぼ自分の利益はなし。休みもなし。】
だそうです。
最低基準数の看護師を雇うだけで年間1000万円以上の人件費、さらに事務員や相談員の人件費・訪問に回る為の車代・事務所や駐車場の家賃・月々の水道光熱費・ガソリン代・保険代などなど・・・
軌道に乗れば、1件あたり約8000円の収入があるので余裕でまかなえます。
ですが、軌道に乗るまで体力（＝経済力）が持つでしょうか？？

ま、とりあえず、訪問リハの立ち上げをするのであれば、【訪問看護ステーション】の規定を調べてみてください☆
頑張ってくださいね～☆