1993年に警察官の制服が現行の物に変わった際、手錠も替わった。 従来の「ニッケルメッキした鋼鉄製」から、「黒い軽量アルミ製」になった。 その際に、新手錠には全てシリアルナンバーが打刻され、貸与される警官と照合できるようになった。つまり、取り換えっこはできない。紛失したら大ごと。 新型黒手錠は、常備装着している制服警官のために「軽量化」が重視され、その見返りとして、脆弱となった。屈強な凶悪犯罪者や、アングロサクソン系などの大柄外国人犯罪者に対しては心もとなく、手錠をかけることが事前に分っている、警察関連施設外での捕り物の「通常逮捕」では、旧式の「ニッケル鋼鉄製」を使うことも少なくない。 新型を「黒」くしたのは、警察官としての威圧感を排除するため。新型制服では、手錠入れが上半分開いており、中身が見える。取り出しやすくした。それが「銀」だと目立ってしまう。 手錠はけん銃のように「ご禁制」ではないので、旧式が残っていなくても、私服勤務員個人が、あるいは所属部署が、米国の銃器メーカー『スミス・アンド・ウエッソン』などの信頼できる物を購入して使っている。これは、けん銃ホルスターも同様。 刑事部機動捜査隊は、私服勤務でありながらけん銃常時装備だから、都道府県警によって、脇の下などに隠匿収納できるホルスターを独自に採用し、個人に当てがっている。その隊員が、例えば所轄の刑事課などに異動しても、「機動捜査隊」の誇りで、前職のホルスターを使いたがる。それを許す本部・所轄と、そうでない本部・所轄が存在する。 「警棒」は、「殴打する」ことが前提の武器なので、警察基準に合致したものでないと、相手が死んだり、違法・過剰捜査と認定される恐れがあるので、好き勝手な物は使えない。 刑事裁判を傍聴していると、警察署の留置所に拘留されている被告は、制服警官が黒手錠をはめて連れてくる。拘置所などに拘留されている被告は、刑務官(法務省職員)が、銀手錠をはめて連れてくる。
ありません、金色にスプレーしたものもあります。
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