アクロイド殺しについて

Question

アクロイド殺しについてアクロイド殺しを読み疑問に思った事があります

ロジャー・アクロイドを殺したのがシェパード医師であり、偽の手紙をアメリカ行きの船に乗る給仕にファンリー・パークまで届けさせたことはわかりました

これはフェラーズ夫人が自殺をする前に、ロジャー・アクロイドに恐喝の犯人が誰なのかをすでに告げていると考えたシェパード医師のアリバイ作りの為に用意された手紙と言う事もわかりました

それでは、そのアリバイの手紙が執事のパーカーによって書斎に届けられた後のシェパード医師とアクロイドの会話というのは、シェパード医師が手記を書く際に故意に創作していた箇所であり、実際にこのような会話はなく事実は手紙が届けられてすぐこの間にアクロイドの殺人は行われていた、というので合ってますか？

Answer 1

シェパードは信用できない語り手ですから、真実は藪の中ですが、少なくとも似たような会話はあったのではないでしょうか。なぜならば、手紙が偽物であるのに、シェパードがその場ですぐにロジャーを殺すに至っているからです。ロジャーがフェラーズ夫人から相談を受けたことを、シェパードに相談し、お前が恐喝者だと仄かしたのだと私は思います。