水族館や動物園に就職するには専門学校か、大学(短大含む)に行かなければなりませんか？

Question

水族館や動物園に就職するには専門学校か、大学(短大含む)に行かなければなりませんか？私は元々保育系を志望していたのですが、最近になりやっぱり水族館か動物園に就職したいなと思うようになりました。
小さい頃から色々な生き物に囲まれて育ってきたのでそういう系の仕事に就きたいなと今更思ってしまいます。
でも私はもう高３で、普通科の高校に通っているし、偏差値も44しかないです。
今は保育系に進みたいとは全く思っていないのですが、私が水産系に進みたいと親に言うと全く相手にしてくれません。なので進路希望なども全て保育系で提出しました。もう水族館や動物園に就職することは不可能なのでしょうか。
このままだと短大の保育学科にいきます。今更進路を変更することは可能なのでしょうか。もしそれが不可能だとしても、保育系の短大を卒業してから水族館か動物園に就職することは出来ますか？やはり資格がいるのでしょうか。

Answer 1

水族館動物園に就職するには、数人の募集に百人以上が殺到する中を潜り抜けなければなりません。
倍率で数十倍と見れば、数十人に一人の確率ですね。
ただし、これはあくまで倍率、確率の話であって、仮に三人募集に数百人応募があった場合、倍率が何倍であろうと上位三位に入らなければなりません。
最低でも専門でイルカなどの知識や、普通なら大学で生物学や海洋学など専門的な学問を修めた人間と戦わなければならないとなれば、自ずとご理解いただけるものと思います。

高校は普通科でなんの問題もないですね。
それどころか、水族館に限らず社会人として常識的な知識教養を身に付けるためにも、普通科であることは大切なことです。
偏差値44とのことですが、本気で水族館動物園への就職を目指すのであれば、今から死に物狂いで頑張って偏差値をあげてください。
その程度の努力ができないのであれば、水族館動物園への就職は夢のまた夢。運良く就職できたとしても、毎日が勉強の積み重ねですので、すぐについていけなくなります。
将来のために勉強することに慣れておきましょう。

水族館動物園に就職するための資格は、別の方も書かれている通り、獣医を目指す以外では必須はありません。
ただ、これも書かれていることですが、潜水士は有利になるというより持ってないと不利になると言った方がいいかもしれません。
なぜなら、18歳になれば誰でも受験できて、きちんと勉強すれば落ちるような資格ではないからです。

その他、学芸員の資格もありますが、これは四大でなければ取れない資格です(文科省の検定試験もありますが、受験資格が四大卒)。
この資格は博物館で仕事をする上で必要なものです。
水族館動物園も法律上博物館となっていますので、展示の作り方や生涯学習の取り組みは同じであり、必要な資格だと思います。
学芸員として働くには、法律上の登録博物館に勤めなければなりませんが(水族館でも新江ノ島などいくつもあります)、相当施設や類似施設でも考え方は同じなので、有利になるかどうかは微妙ですが、仕事をする上では必要ですから取っておくべき資格だと思います。

水産系(今は海洋生物系ということが多いですね)を親御さんが認めないのであれば、農学部の水生生物を専攻したいと説得してみてはいかがでしょうか。
最近はいわゆる水産系や海洋系だけでなく、農学部からの就職も多くなってきてきます。
農学部と言うと農業しかないようなイメージでしょうが、水産や海洋以外で生物を学ぶのは農学部となっています(畜産なども当然ここです)。

長文を垂れ流しましたが、参考になれば幸いです。

Answer 2

水族館、動物園に就職する場合、獣医以外には特に資格が必要ではありません。
水族館の場合は、潜水士の資格があれば有利かもしれませんが。

希望の施設に就職する場合、大学や専門学校から務める人は多いです。
ただし、基本的に欠員が出た時に募集されるので、毎年特定の施設が幾人かの求人を出す訳ではありません。（全国各地に施設があるので、毎年どこかしらで募集はあると思いますが、希望の施設で求人があるとは限らない）
また、希望者の多い業種なので、募集があっても倍率は数百倍にもなるそうです。

大学と専門学校のどちらが就職に有利かと言えば大学の方が確率も高く、もしも希望の職場が見付からなくても他での就職する選択肢が多いかと思います。
大学ならば、畜産系や水産系、生物関係の所を選ぶのが良いかと。
専門学校は、動物系の所が沢山あります。

進路に関しては、あなたがどこまで望むかにもよるかと。
施設への就職を狙って進学するのもありでしょうし、保育に向かうのもありかと。
ただ、保育系の学校に通う場合、施設への就職は難しいかと思います。
その辺りの事は、もう一度親御さんと担任の先生と相談してみては？