消費者金融の金利は、銀行と比較すれば高いですよね。これには理由があるのかというと、実はあるのです。その1つが消費者金融への出資の手段にあるのです。 消費者金融ではなく銀行の話になるのですが、銀行は、通常預金業務を扱うに際して取引顧客から金員を預かるとともに、預金額に応じた利息を支払っています。その預金は、また別の取引顧客に融資するとともに、その金額に応じた利息をもらいます。 このように、預金に係る利息と融資に係る利息との差額が銀行の収益となる次第なのです。 他方、消費者金融は預金業務がないために、銀行から金員を借りるとともにこの金額に応じた利息を支払うのです。そして、銀行から借入した金員を借入希望者に融資するともに、その金額及び借入期間に見合った利息をもらいます。このように、銀行に支払う利息と借入希望者から支払われる利息との差額が消費者金融の収益となるのです。 これを踏まえれば、銀行に預金することによって支払われる金利、銀行融資に係る金利=消費者金融が銀行へ支払う金利、消費者金融の融資に係る金利、この3種類の金利が存在することになります。これらを金利の低い順番に並べると、銀行に預金することによって支払われる金利、銀行融資に係る金利、消費者金融の融資に係る金利の順序になるわけです。 これら3種類の金利は同額である場合もあります。つまり、消費者金融で借入をすれば、どうしても銀行で融資を受けるよりも金利は高くなってしまうのです。 消費者金融の金利の高さに関するそのほかの理由としては、審査が簡便であることでしょう。銀行融資では、比較的厳しい審査が履行され、場合によっては担保や保証人を提供しなければならないこともあります。ここまで徹底する理由は、融資した金員が焦げ付いたり貸し倒れになる場合を懸念してのことです。 しかしながら、消費者金融ではここまで厳しい審査は行われません。なぜ銀行のような厳しい審査を行わないのかというと、金利が高いためです。返済不能に陥った人がいた場合であっても、返済可能な人がその分を埋め合わせしてくれるように高金利にしているからです。
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