大学の通信教育で教職過程を履修する場合の、出願の際の提出書類の「入学資格を証明する書類」は、高校の卒業証明書や成績証明書…

Question

大学の通信教育で教職過程を履修する場合の、出願の際の提出書類の「入学資格を証明する書類」は、高校の卒業証明書や成績証明書のことなのでしょうか？大学の卒業証明書や成績証明書は、その代わりにはならないでしょうか

Answer 1

これは実は難しい（？）問題で、正解は「その大学に聞いてください」になります。

というのも、大学の入学願書での「入学資格の証明」として、高等学校の卒業（と同等の課程を修了した程度の学力（高等専修学校の卒業、高認の合格等））の証明しかダメというところと、大学レベル以上の学校の卒業の証明でも構わない、というところに大きく分かれます。

高等学校卒業（同等）の証明でないとダメというところは、文字通り、高等学校や高等専修学校等の卒業証明書が必要です。
大学レベル以上の学校の卒業の証明でも構わないということであれば、大学や短期大学の卒業、大学院の修了、あるいは高等専門学校の卒業や専修学校専門課程の修了でも良いので、それらの卒業証明書でも良いというところがあります。

大学等の卒業証明書ではダメと明記されている大学はちょっと知らないのですが、「わざわざ書かないだけで、実はダメ」という可能性も少なくないと思うので、直接確認したほうが良いと思います。

逆に大学等の卒業証明書でも良いという大学は私が知っている限りでは、放送大学は教養学部の募集要項に大学・短期大学・大学院の卒業者は大学等の卒業（修了）証明書でも構わない、と明記されています。

なお、成績証明書が必要であればそれはやはり高校レベルの出身校のものが必要になるかと思いますが、これは卒業してかなり経過した場合（5年以上等）は発行されないことがあるので、その場合は「成績証明書は発行できない旨の証明書」を出身校に発行してもらうことになります。

また余談ですが、大学によっては卒業証明書ではなく「（高等学校等の）卒業証書のコピー」でも構わないというところも少ないながらもあります。（放送大学、東京通信大学等）