まず最初に、「たいへん求人数の少ない職業である」ということを知り、それを前提に進路を考えていく必要があることでしょう。 たとえば質問者さんは、学校のイベントや役割決めでこんな経験はありませんか。 「文化祭で演劇をやることになって、クラスの女子の大勢が『私ヒロインやりたい!』と手をあげた。けれど先生がいうには、大道具が10人、小道具やその他のスタッフが15人、演者が5人必要で、ヒロインは1人しか必要ないという。そこでオーディションを開催することになり、勝ち抜いた1人だけがヒロインになった」……。 「『ヒロイン以外ならこれこれこういうことをやって劇に貢献したい』ときちんと考えていた女子は、ヒロインの選抜に落ちても第二希望の小道具やその他の役職で活躍できた。けれど『ヒロイン以外やりたくないから他のこと考えたくない』と言っていた女子は、ヒロインの選抜に落ちたときに他の役職に就けず、文化祭はサボリ同然になってしまった」……。 学校だけでなく一般社会でも同じことがしばしば起きます。住むところや食べるもの、着るものを作る人、それらを販売する人、国民の健康を守るお医者さんなどは日本全国でたくさんたくさん必要です。ところが「本を作る人」は少人数でよく、さらに「楽譜専門」となると、必要な人数は極端に少数になってしまうのです。 そういうわけですがら、文化祭でいうところの「第一希望はヒロイン、第二希望は小道具、第三希望は大道具」といった具合に、『併願』という考え方を持つことがこの先重要となってくることでしょう。「楽譜出版社」単独ではなく、第二希望や第三希望の職をふまえて実力を磨いたり、進学先を選んだり必要があるってことです。 第二希望や第三希望について再度考えてから質問してみると、よりよいアドバイスがもらえることと思いますよ。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
出版社(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る