教員免許についてです。 通信課程で中高、英語科の免許取得を考えています。 今現在の取得・勤務状況は ・小学校一…

Question

教員免許についてです。
通信課程で中高、英語科の免許取得を考えています。

今現在の取得・勤務状況は
・小学校一種
・幼稚園一種
・幼稚園勤務、1年以上（在職中）
・小学校勤務、半年（臨時職員、契約満了）
です。

通信で取得の場合、大学によってだと思いますがどれくらいの期間を要するのでしょうか。
また、単位数としてはどれくらい必要なのでしょうか。

どなたかわかる方がいらっしゃればご存知の範囲でも構いませんので、御回答をお願いします。

Answer 1

＞通信で取得の場合、大学によってだと思いますがどれくらいの期間を要するのでしょうか。

英語の教育実習をしなければならず、

教育実習は、1年前からの事前申し込みが必要なので、

最短でも2年かかります。

＞単位数としてはどれくらい必要なのでしょうか。

59単位必要です。

※教育職員免許法施行規則第20条では、

「幼稚園免許の取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、
卒業する時に幼稚園免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位を修得すること」

「小学校免許の取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、
卒業する時に小学校免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位を修得すること」

「中学免許の取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、
卒業する時に中学免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位を修得すること」

「高校免許の取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、
卒業する時に高校免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位を修得すること」

・・・となっています。

→そのため、小学校免許と幼稚園免許の2つだけしか取得できない学科・専攻で修得した単位のうち、
中学免許や高校免許の単位としても、共通で使えるのは、

原則としては、
日本国憲法・英語・体育理論・体育実技・情報処理の5科目のみとなり、

それ以外の教職科目・教科科目・教科教職科目や、英語の教育実習は、

英語免許を取得できる学部・学科・専攻（通信制を含む）で、
全て再履修し、単位を全て取り直す必要があるため、
ほぼ０からの再スタートになります。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/1286948.htm

www.uce.or.jp/license/

※ただし、
幼稚園免許・小学校免許・養護教諭免許（小中高の保健室の先生の免許）のうち、
どれか1つ以上を取得したあとであれば、

英語免許を取得可能な大学・短大（通信制を含む）と都道府県教育委員会の両方がOKしてくれれば、

教育職員免許法施行規則第6条第1項備考第12の規定にもとずき、
最大で15単位までの範囲内で、教職科目についてのみ、単位の読み替え（流用）による履修免除を認めてもらえる場合もあります。

☆ただし、

例えば、
・聖徳大学通信教育部（千葉：松戸）
・明星大学通信教育部（東京）

・・・のように、

「本学では、中学教諭や高校教諭として必要な知識や技能を、
段階を踏んで、基礎からしっかりと学習して、
身につけていただきたいと考えております。

ですから、本学では、
幼稚園・小学校・養護教諭の、いずれかの教員免許を取得できる学部・学科・専攻で修得した教職科目の単位による履修免除は、行いません。
そのため、59単位（1種）の全てを、本学で履修し、
全ての単位を修得していただくことを原則としております。

もし、単位の読み替え（流用）による履修免除をご希望される場合は、
必ず、あらかじめ、都道府県教育委員会と相談し指示を受けたうえで、
履修登録をしていただきます。

単位の読み替え（流用）による履修免除をご希望される場合、
本学での履修指導・履修指示は、一切行いません。
全て自己責任となります」

・・・といった、
単位認定制限をしている通信制大学も、一部あります。

http://www.seitoku.jp/tk/daigaku/faq_menu/licence.php

→ですから、
とりあえず、まずは、県庁などに設置されている都道府県教育委員会の窓口へ行って相談し、
詳しい指示を受けるのが、一番確実です。

Answer 2

まず質問者様の場合、1種免許を幼稚園と小学校で持たれているという事なので、学歴としては大卒以上であると思います。

この場合、通信制で取る場合には、卒業はする必要はなく、免許用の単位が取れれば良いという事になります。

その上で単位数ですが、中高共に、1種免許を取る場合には44～67単位となりますが、かなりの高確率で44単位となるでしょう。

というのも、新規で中高の免許を取る場合には、67単位が必要です。
ただこの単位の中に、23単位までが幼稚園や小学校と共通科目があります。

なのでこれらが取れていれば、中高の免許を取る時に再度取る必要は無いので、44単位で良い訳です。

ただし、あくまでも幼稚園や小学校の免許を取る時にとって居た単位が中高の免許に使えるというだけです。
このため、幼稚園や小学校の免許を取る時に、取って居なかった単位は使えません。

なお、教員免許法は数年に一度、数科目ずつですが改訂が行われています。

このため、この数年で幼稚園や小学校の免許を取ったのであれば大丈夫ですが、例えば今から30年前に幼稚園と小学校を取ったという事であれば、今と必須科目が違っているので、取れている単位も異なります。
だから取れている単位数が人により異なるんです。

最近取ったら44単位でOKで、昔とって居たら、時期が古くなれば古くなるほど、44単位よりも多くなるとは思っておいて下さい。

その上で、勤務経験は無視して考えます。

というのも、教員免許の取得に関係する勤務経験は、隣接校種の勤務経験に限られます。

高校の免許を取る場合には、中学での勤務経験です。なので高校の免許は勤務経験ゼロで計算されます。

中学の免許を取る場合には、小学校の勤務経験が考慮されます。ただ勤務経験が考慮されるのは、満3年以上の勤務経験の場合に限られているので、半年しかないため、計算上は勤務経験無しの人と同じ扱いになります。

なお、中高共に44単位ですが、内訳が微妙に異なるので、中高両方の免許を取ろうとすると、実際には46単位とかになるかもしれません。

その上で、この44単位程度がどの程度で取れるかです。
最低は2年です。

ちなみに単位数だけを見ると1年間で行けそうな単位数ですが、実際には無理です。

というのも、この44単位の内訳に、教育実習がある為です。

実習は前年度に大学からの申し込みが必要な為、最低でも2年間になります。

また幼稚園に在職中という事ですが、仕事をしながら実習は出来ないので、退職するか休職するかを考えて貰う必要が出て来ます。

とりあえずはそんな感じですね。

なお・・・
どうしても実習に行きたくないという場合には、最低3年が必要ですが、一応方法があるので触れておきます。

小学校や幼稚園の免許を持って居る人で、免許を取る時に教育実習に行っている人は、中学の音楽と美術については教育実習が任意になります。
また高校の音楽や美術、工芸や書道、数学や理科なども任意になります。

このため、中高音楽や中高美術などについては教育実習無しで同様に44単位が取れれば2年間で免許を取る事が出来ます。

その上で、中学の免許保持者は中学の免許を追加取得する場合には教育実習が不要というルールがあります。
高校の免許保持者についても高校の免許を追加取得する場合には教育実習が不要というルールがあります。

なので中高音楽や中高美術などの免許を取った後であれば、中高英語の免許は教育実習無しで免許を取る事が出来ます。

ちなみに中高免許保持者が中高の免許を追加取得する場合、中学の免許は28単位、高校の免許は24単位が必要になります。
大半が共通科目のため、合計で30単位ほどになるため、1年で取る事も出来るでしょう。

なので実習を回避しようとすると、最低3年です。

とりあえずはそんな感じですね。
その辺を含めて色々検討して見て下さいね。