解決済み
私は派遣社員というわけではありませんが、コンサルタント業をしており、似たような件で過去に相談を受けたことがありますので少しお答えさせていただきますね。 まず、入社時に年金加入記録照会票の提出を義務付けるのは残念ながら今のところ違法とまでは言えません。しかし、おっしゃる通り社会通念上の考えでは個人情報の範疇であり、あまり良くないです。 では会社が加入記録を、「なぜ必要なのか?」という事ですが、それは履歴書の過去の職歴等の確認のためだと思われます。加入記録には、勤務した会社の雇用期間などが記録されているので、履歴書の記載内容と見比べて記載事項に偽りがないか確認する目的で使用するのでしょう。 派遣やパートの人たちは職場を複数回変わっていることが多く、履歴書の職歴を一部省略して書いたりする人も中にはいます。そういうことの確認に使われると思います。 しかし、そもそもそういうことをやる会社というのは、やっぱりちょっとどうかな?という会社が多いと思います。 派遣社員として働いてもらっている間は細かな点まで調べなかったのでしょうが、この度正社員に登用するにあたり、その辺りのことをきっちり確認したいというのが会社側の狙いなのでしょうね。 話は少し逸れますが、以前では戸籍謄本の提出を求める企業などもありました。戸籍謄本なんかは日本人であるか調べるのでしょうね。 昔の履歴書には本籍地の記載欄があり、大企業を中心に「部落地名総鑑」という被差別部落の地名の乗った本を購入して、出身が部落地域がどうかの確認を行っていたこともありました。 今ではこのような在日や部落かどうかのあからさまな確認をするようなことは減ってきましたが、少し前に地方公務員の方が大卒なのに高卒と偽って働いていたのが発覚し問題になったこともありましたね。高卒なのに大卒と書いたのではなく、大卒なのに高卒と学歴を低く詐称したその事件は結局懲戒免職になりましたね。 本来入社などに際して不必要だと思われるいろいろな書類を要求してくるのは、会社側の調べたいことを確認する目的に使われることが多く、内容によっては不利に扱われることはあっても有利に扱われることはないものです。部落による差別などは違法ですが、年金加入記録の確認は今のところまだ違法とは言えません。でも気持ちの良いものではないことは確かですね。
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