麻酔科医って、やり甲斐が少なめなのでしょうか？

Question

麻酔科医って、やり甲斐が少なめなのでしょうか？

Answer 1

医師の中で唯一特別な資格がないと「麻酔科医」と名乗れません！！
小児科とか内科、外科医とはそこが違います
いうなら内科等の「専門医」・・などと同等なんです
また麻酔科医は疼痛緩和（ペインクリニック）の専門家でもあります

Answer 2

どうしても外科医の補佐的な立場なので、外科医に対してコンプレックスを持つ人も珍しくありません。

また、患者にしても、執刀医が自分の先生という認識なので、どんなに頑張っても脇役に甘んじるのが麻酔科医です。
派手で目立ちたい、主役を取りたければ外科医になるしかありません。

先日もある映画を見ていて、外科医が麻酔科医に対して吐いたセリフには切なくなりました。
「あと30分はお前の出番ないから、あっち行ってコーヒーでも飲んでな」

若い世代は女医が多く、麻酔科医は定められた研修をクリアすればなれますから、医師の中で特別に優秀なわけでもありません。

Answer 3

とんでもない！麻酔科医がいなきゃ病院が回らないよ！

Answer 4

麻酔科医といってもいろんな仕事があるから。うちの医局は普通に麻酔は出来て当たり前、それに加えて専門として、特殊な麻酔(移植とか特殊な心臓麻酔とか)、集中治療、ペインクリニックのどれかをサブスペシャリティーとして求められる。
私は集中治療好きなので仕事は面白い(大変だが)。
あとは住んでいる地域(施設？)などによって麻酔科医への評価は大きく変わる。うちの大学は強いので、外科医とはお互いリスペクトできていると思っているし、集中治療でも同様だが、中には偉そうにいう外科医も聞いたことがあるのは事実。ただし、自分が実力をつければなんら問題はない。
麻酔のやりがいは、患者を守っている唯一のたちば、ということかな。
手術と称して患者を痛めつける外科医からの攻撃をいかに防ぐか(もちろん長期的に見たら手術は患者のためではあるが)。
集中治療は外科医や内科医がお手上げでICUに連れてきた患者をいかに救うか。
何をやりがいと思うかでしょうね。麻酔科医は基本縁の下の力持ちなので、目立ちたい人には向いていません。
あと、患者さん自身から感謝されることは少ないかな。麻酔の場合、手術の前日。当日、翌日くらいしか会わないので。ICUは毎日会うけど患者が覚えていない(代わりに家族にはすごく感謝される)。