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身体障害分野の作業療法とは?身体障害分野のOTはPTと変わらないとかPTの物真似と揶揄されたり通所では介護士と変わらない…

身体障害分野の作業療法とは?身体障害分野のOTはPTと変わらないとかPTの物真似と揶揄されたり通所では介護士と変わらないとまで言われていますが何をしたら作業療法なのでしょうか?できないことをただ繰り返すだけならセラピストでなくていいですし機能訓練すれぱPTと変わらないと言われます。OT協会の研修は概論的なものばかりで具体性がありませんし・・・アクティビティも全ての患者さんが受け入れ良いわけでもないしADLにつながるわけでもない。正直OTというものがわからなくなりました。また今後のOT、特に通所、訪問のことも気になります。どなたか具体的に何をすれば良いのか回答お願いします。ちなみに身近なOTで具体的に答えられるOTはいませんでした

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知恵袋ユーザーさん

回答(2件)

  • ベストアンサー

    身体障害分野の作業療法とは?という問いですね。 貴方は作業療法士としてのアイデンティティで悩まれているのかもしれませんね。私も、臨床に出た直後(身体障害分野での仕事)、OTとしてのアイデンティティに悩みました。 「身体障害の作業療法」と限定せず、「作業療法」として考えてみてはいかがでしょうか?私は、作業療法士の強みは「作業を構造的に捉え、分析できること」であると思います。理学療法士さんの理論体系は実践的な問題にとても強いと思います。介護福祉士さんは、介護の仕方という面で強みがあると思います。作業療法士は、『「人」+「環境」+「作業」⇒「作業遂行」』という視点でクライアントを評価・分析して治療計画を立て、アプローチするというチームアプローチの中にあって、とてもユニークな存在だと思います。 作業療法は、「漠然としている」「よく分からない」と感じている他職種がいるのは事実です。臨床実践の過程で「作業療法」をチームのメンバーが理解してもらえるのが一番です。そうすると自然とチームの中で作業療法士の居場所ができてきます。勿論、作業療法士が作業療法をうまく説明できないといけないですね…。 「漠然とした作業療法」「よく分からない作業療法」という問題に対するものとして作業療法には多くの理論モデルが存在しています。「実践的理論~一般的理論~広範的理論」と幅広い理論がありますから臨床家はその状況に応じて道具としての理論をうまく使い分けていけばよいと思います。先に述べた『「人」+「環境」+「作業」⇒「作業遂行」』という視点はいわゆるPEOモデルですね。 理論をベースに現象を整理していくと「世界の見え方」が変わります。専門家、「作業療法士の視点」であると思います。作業療法士の視点は、現象を総合的に相互関係的にみるのが特徴です。 チームアプローチではクライアントに対する「医師の見方」「看護師の見方」「介護福祉士の見方」「ソーシャルワーカーの見方」「理学療法士の見方」「言語聴覚士の見方」「作業療法士の見方」とそれぞれの専門性でクライアントを分析した結果を出し合い、今後の目標やプランを作り、実践していきます。たとえば、先程例に示した「PEOモデル」などを用いればトータルコーディネイトの役割を担うことができます。 今の貴方に何ができるか… 養成校で一番退屈だった授業(?)「作業療法概論」の教科書をもう一度読んでみましょう。私は、学生の時の「作業療法概論」の授業の印象はほとんど残っていませんでした。しかし、臨床で作業療法士としてのアイデンティティに悩んだ時、「作業療法概論」の教科書が私に多くのことを教えてくれました。そこには作業療法のエッセンス・原点が詰まっています。最近は、理論体系も整理されて発展しているので最近の教科書は、更に充実しているだろうと思います。 私は、作業療法士としてのアイデンティティ危機を脱した後に、訪問リハビリや終末期リハビリなどを経験しましたが、どこに行っても新たに学ぶことは多くありますが「作業療法としての軸」は常に持ち続けることができています。なので、作業療法士としての未経験の分野でのチャレンジができ、どこに行っても作業療法らしさを大事にしてクライアントと関わることができています。私たちが行っているのは「作業療法」なのです。そして、貴方は「作業療法士」なのです。作業療法士は、「作業療法士」であればよいと思います。理学療法士でもないし、介護福祉士でもないのです。 多職種の協業について。メンバー間の尊敬の気持ち(=信じる気持ち)がとても大事です。そのためには、自分の仕事に対する尊敬(信頼)の気持ちも大事です。自己信頼あっての他者信頼です。自分を大事にしてこそ他者を大事にできる。チームは誰が欠けてもダメで、みんなが大事。貴方もその大事なメンバーの一人なのです。 貴方は、こうして作業療法について悩みながらも前に進もうとしている。それ自体が立派なことだと思います。貴方は向上心のある素晴らしいセラピストです。自分の仕事に自信をもって、貴方の力、作業療法の力を信じてクライアントのために頑張って下さい。私も頑張っていきます。

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  • 作業療法士です。 何をしたら作業療法なのかということについては、作業療法士が最近新たな定義の草案を出しましたね。 http://www.jaot.or.jp/wp-content/uploads/2014/05/teigi-material.pdf ここの注釈に ・ その方法は,作業を遂行する能力を高めるために身体的・精神的能力に働きかけること,作業実現のための人的・物理的環境を調整すること,作業そのものを対象者 に合わせて工夫・調整することなどである. とあります。 これは、具体的な手段で言えば作業(目的・目標)に対し身体機能や精神機能へのアプローチ(機能訓練)、環境へのアプローチ(住宅改修・自助具などの選定)、動作指導ではないでしょうか。 上記の定義で言えば、作業とは日常生活動作も含むようなのでadlそのもの、例えばトイレ動作練習や入浴動作練習も作業療法と言えるのではないでしょうか。 また、それに付随して行う機能訓練も環境調整も作業療法といえるでしょう。 こうして考えると理学療法と作業療法は変わりません。 理学療法も最近は基本動作という範囲を超えてよりadlも視野に入れています。 単に作業療法士が理学療法士の物真似ということではなく、ニーズによるところだと思います。 その他 アクティビティについて アクティビティは何のためににしているか分かりませんが、恐らく職場のスケジュールに入っていたり、「作業療法=アクティビティ」という図式がスタッフ間にあるのだろうと思います。ご自身で効果を感じない・目的が見出せないのであれば無くせば良いと思います。惰性でやるとどんどんモチベーションが下がりますよ。 具体的に何をするか 利用者や家族からニーズを聴取して、アセスメントをします。その上でアセスメントの結果とニーズを合わせて達成可能な目標を設定します。 目標達成のために上記に書いた作業療法の手段で目標を達成してください。 その繰り返しです。 更に具体的なものであれば協会の事例報告制度の事例を参照してみてはいかがですか。 出来ないことを繰り返しているということは目標が高過ぎるか手段が合っていないということです。 出来ないことを繰り返しているという自覚があるのであれば目標・手段の再検討が必要ではないでしょうか?

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