社内校正の場合「校正証明書」と「トレーサビリティ体系図」を作成する必要がありますか？

Question

社内校正の場合「校正証明書」と「トレーサビリティ体系図」を作成する必要がありますか？現在計測器を外部に委託して校正をしていますが、上司から社内校正への切替えを検討するように言われました。

社内校正に切り替えに当たっては、校正方法のマニュアル化や資格化など色々ありますが、よく分からないのが、トレーサビリティ関係です。

とあるサイトでは、校正には「検査成績書」「校正証明書」「トレーサビリティ体系図」の３点セットが必要とありました。
そこで社内校正でも「校正証明書」と「トレーサビリティ体系図」を作成する必要がありますか？
作成する必要があるなら、何を記載しないといけませんか？（特に校正証明書）

色々ネットを探しても、社内校正における校正証明書やトレーサビリティ体系図の必要性について見つからず、ここで質問してみました。

よろしくお願いします。

Answer 1

質問主様の会社の設備管理？規定にて、校正の項目の品質管理規定がどのように記載されているかによると思います。

作成したくなければ、規定の文章にて「校正の品質記録は、検査成績書のみ」とすればいいと思います。

ただし、保険として「校正証明書」「トレーサビリティ体系図」は作成および提示できる態勢は構築しておいたほうが、後々の監査時(内部監査及び外部監査)に説明が簡単になります。

なお、「校正証明書」には

書類番号
書類発行日
検査成績書の発行部署名
校正日
校正作業者
書類承認者の印鑑
校正した機器の情報(型式，シリアル番号，製造会社等)
校正に使用した標準器の情報(型式，シリアル番号，次回校正日)

があるといいと思います。