MRの辛さや楽しさ。 某内資系製薬会社のMRで内定を頂きました。 これまでたくさんの掲示板などを見ましたが、「M…

Question

MRの辛さや楽しさ。

某内資系製薬会社のMRで内定を頂きました。
これまでたくさんの掲示板などを見ましたが、「MRは激務だ」とか、
「接待が多いからやめとけ」などいい噂はほとんど聞きません。

もちろん、その仕事を辛く感じるか、楽しく感じるかは自分次第であり、
掲示板に振り回されてはいけないことも十二分に分かっているのですが
やはりそれでも気になってしまいます。

MRとはそれほどにも辛い仕事なのでしょうか？

よろしくお願いいたします。

Answer 1

研修医として大学病院にいたときの、「お客さん側から見たMRさん」についてお話しします。

医学生時代から気付いていたのですが、医局棟では各階の各医局の前に、直立不動で立っているスーツ姿の男女がいつも何人かいるんですね。
後で知ったんですがMRの方々でした。お目当てのドクターが診療を終えて医局に帰ってくるのを待っていたわけです。アポは取っているんでしょうが、診療はすべてに優先しますからね。

どのドクターも、MRの人にあまり薬剤情報の知識という点では期待していなかった印象があります。薬理は化学にも病態生理にも結びついたややこしい学問ですからね。「こんな状態の患者さんにこの薬使ったらどうなるの？」的な質問に「営業の人」が的確に答えられるとは最初から思えないわけです。職名が最近は「MR」に変わったわけですが、やはり「営業の人」という扱いは変えようがないんですね。

「営業の人」らしさが全開になるのは忘年会のときでしたね。MRの方々は「協賛枠」という予算を会社からもらっているようです。そして忘年会などの行事にメーカーとして「協賛」する、つまりお金を出すのです。ある科の医局では12月頃に「忘年会に協賛希望のメーカーは名前を書いて下さい」という紙が貼りだしてあったのを見て「これが強弱関係というものだなあ」ともののあはれを感じたものです。

協賛したメーカーのMRさんはその忘年会で太鼓持ちをやっていました。

Answer 2

MRです。
MRが激務かどうかは個人によっていろいろな意見があると思いますが
私の意見は、私の過去の回答を見ていただければ分かるかと思います。
（過去に同様の質問があり、お答えしています）

MRは結局営業です。
少なくとも私は専門職だとは微塵も思っていません。
やはり営業がイヤならばやめておいたほうがいいと思います。
ただ、相手が受け入れてくれなくても何度も何度も通って話をする必要があります。
その間に、相手に受け入れてもらえる戦略を考え、実行し、成果を上げるというのが
他の営業とはちょっと違うかもしれません。
向き不向きもおおいにあると思いますが、
私は楽しんで仕事をしています。

接待や施設の行事などで大変だと思うこともあるでしょう。
しかし、営業職である以上、（・・・というか社会人である以上）避けられないことでもあります。

ただ、一般に言われているように
「医師の小間使いMR」や「接待してくれるMR」というのは
現在は少なくなっていると思います。

どこの会社もコンプライアンス違反は厳しく罰しますし
（製薬会社間で決まりがあることのほかに、会社ごとに独自のルールを持っている）
特に若いドクターは求めてきません。
不当な「協賛」なんてやっているメーカーはほとんど聞きません。

最近、不当なことをやっていたメーカーが公正競争規約で取り締まられました。
法律に違反しているわけではありませんが
そのようなことをしていたMRは必ず懲戒をうけますし、
将来性も全くありませんので、
MR個人としても、できないことは「できない」とドクターに言えるようになってきたと思います。

この仕事をいいと思うか悪いと思うかなんて
本当に個人の考え方次第です。
この業界で失敗している（売り上げの上がらない人間）人間は「この仕事はいい仕事だよ！」なんていうわけありません。
逆に会社内での人間関係も良好、成績も上々な成功している人は「いい仕事だ。やりがいがある」と言うでしょう。
実際、いい思いをしている（成功している）人なんて、一部ですので、いい話を聞くことが少ないというのも当然でしょう。
そして、実際に働いていない人は「大変だなー」と思うだけで事実を知りませんし、
どの仕事を見ても（特に営業職は）大変だと思うと思います。
私はMRをしていますが、車の営業の方がよっぽど大変そうだと思っていますよ。

Answer 3

医学生です。
早朝から大学や病院内の廊下の端にはスーツを着たMRさんが直立不動でずらりと並びます。
医学生の私が通ると次々と礼をしてくれます。
私自身の父親と同じくらいの方が単なる医学生の私に礼をする姿を見るのは本当にいたたまれません。
やはり営業職であると感じます。
夕方には高価な弁当を用意し、医師を集め２０分ほどのパワーポイントでの営業をされたりします。
薬理学的なことに関してとても精通されている方もあり、そのあたりは専門職的な印象もうけます。
MRの友人は高給で楽しく仕事をしています。
どうしょもない医師もいていやな思いもしたけど、本当に尊敬できる医師にも出会えたといっておりました。
他方、非常につらくて再受験し医師になったというMRさんの話も聞きます。
担当する病院や当人の適正によって大きく異なるとは思いますが、少なくとも営業が嫌いな方は無理なのかなと思います。
本当に合わなければ、可能であれば再度道を考えるということも良いのではないかと思います。