英検1級と高度情報処理技術者・応用情報技術者ってどちらが難しいのですか？ 何かちゃんとしたデータがあったら教えてく…

Question

英検1級と高度情報処理技術者・応用情報技術者ってどちらが難しいのですか？

何かちゃんとしたデータがあったら教えてください。

Answer 1

高度情報＞応用情報≒英検1級＞基本情報≒英検準1級＞J検PG認定≒英検2級＞J検基本スキル≒英検準2級

単位や教育プロセスを標準化し横一線で実施するために、あるていど文部科学省が難易度をそろえています。
見やすくするとこうですかね。↓↓

高度情報
ソフ開発
応用情報 ⇔ 旧Ｊ検１級 ⇔ 英検１級
基本情報 ⇔ ※Ｊ準１級 ⇔ 英準１級
Ｊ検ＰＧ ⇔ 旧Ｊ検２級 ⇔ 英検２級
Ｊ検基本 ⇔ 旧Ｊ準２級 ⇔ 英準２級
ＩＴパス ⇔ 旧Ｊ検３級 ⇔ 英検３級

通訳案内士はおそらく、ソフ開と同レベルです。
国連英検特Ａ級はおそらく、高度の下位と同レベルです。
通訳技能検定１~２級はおそらく、高度のレベルです。

上記のJ検は旧制度の話ですのであしからず。
ちなみに、J検準１級は案はあったけど、当時受験者減少のため、基本情報へと受験者誘導しており実施されませんでした。
２級は基本情報が合格できない学生向けの試験ですので、旧Ｊ検２級と横一線で合わせていた英検２級が基本情報が同等ということは、まずありません。高校生の合格者数などを比較しても、英検２級＝５万人、基本情報＝５００人と１００倍も違います。英検準１級が1000人以上おり、母集団の数を考慮するとやはり基本情報は英検準1級程度が近いです。また、2級、準1級より受験者の年齢も基本情報の方が高いので、明らかに2級レベルとは違います。また、英検2級は日商簿記2級とも難易度合わせしており、簿記2級も高校生が大量に合格しているため、基本情報のレベルにはありません。商業高校でも大きく差があります。

英検1級の難易度については、廃止された旧J検1級の難易度と範囲が同じくらいですので、少なくとも高度情報技術者や旧第一種情報処理技術者の方が難しく、英検1級の方が簡単ということになります。(以下略：旧情報1種)

また、廃止された旧J検1級の難易度は、旧情報1種よりも簡単にできており、受験の経路としては旧第2種→旧J検1級→旧第1種の順でステップアップすることを想定したつくりになっていましたので、旧J検1級と横一線で範囲量合わせをしていた英検1級が、旧情報1種を超えるということはありません。

2000年代以降に受験者数の減少による資格業界の簡素化の波に飲まれ、情報系資格の体系図もより簡易にすることになりました。

また、語学系試験も同様に2005年あたりから簡素化傾向にあり、旧通訳案内業も通訳案内士へと名称を変更し、試験免除の追加が行われています。

そのため旧第1種情報処理技術者もソフトウェア開発技術者と名称改め、2010年以降の応用情報技術者へと向けて簡易化が図られるようになりました。それに伴い
同年これまで基本情報からソフ開へのステップアップを想定して作られていた旧J検1級も廃止し、ソフトウェア開発技術者試験を年2度の実施に増加し受験者を誘導することになりました。
また、下位試験である基本情報技術者と初級システムアドミニストレータの簡易化も実施。午前試験免除が開始されました。
また、上位試験であるアプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャ、システムアナリストの各試験も、午前試験免除が開始しました。

ソフトウェア開発技術者も旧Ｊ検1級も他の検定（英検や簿記など）の1級より合格率が低かった為に2009年までを目標に20%前後に引き上げバランスをとることになりました。

このように応用情報技術者へと移行するにあたり、英検1級など他の大卒程度が目指す資格と同等の難易度に作り替え、合格率を上昇させることになったのです。

英検1級はTOEIC900点より難しいという人がいますが、
情報系でいうベンダー資格と同様にTOEICは過大評価だと思います。

その理由としては、英検や情報処理、旧J検は定期試験であり、受験の機会が少ないです。
逆に、TOEICやベンダー資格は受験の機会が多く、より目標に達しやすいという傾向があります。

左へいくほど過大評価、右へいくほど過小評価
ベンダー資格、TOEIC、実用英検、情報処理技術者