夫が幹部自衛官です。 安定した暮らしをご希望ならば自衛官(特に幹部)はお勧めしません。結婚しているのに独身みたいな生活です。私はそれが気に入っていますからありがたいですが、自衛官って結婚にはデメリットが多いですよ。 まず、陸海空、どの幹部をご所望ですか?同じ自衛官でも3自衛隊全く生活体系や転勤先など異なります。 官舎が安くて魅力的。と、書かれている方が多いですが1つ注意事項を。もし海で船乗りだったら官舎には入れませんからね(苦笑)海の官舎は陸上勤務している方用ですので、船乗りは民間のお部屋を探さなくてはなりません。 次に、給与の安定について。 給与は手当てがつけば民間とは比べ物にならないくらい魅力的です。実際の金額はこれもどんな手当てかによって違いますので詳細は控えますが、月々の俸給+10万以上は確実にあります。多いときはもっと。故に、年収にバラつきがあるというのが現実です。決して安定しているとは言いがたいですよ。また、手当てが付く分だけ働くほうに負担があるというのもお忘れなく。 転勤の有無について。 幹部は2~3年に1度転勤があります。そこで問題になるのは、子供がいる場合いつまで付いていくか、将来的な拠点(終の棲家である家をどこで買うか)をどこにするか。という2点です。 よく聞くのは子供が小学校のうちは転勤に着いて行き、中学生からは単身赴任してもらうというパターンです。友人(同じく幹部の奥さん)は既に小学生から単身赴任をしてもらうと決めて、だんな様の実家の近くに家を建てました。お子さんはまだ5歳です。次回の転勤時に子供の小学校入学と重なるとのことで家は早めに決断したそう。 ウチは子供がいませんので今のところくっついて行ってます。入校のときは単身赴任してもらいました。 福利厚生は手厚いですが、まぁ、国家公務員(特別職国家公務員)ですからねぇ・・・。給与と同じで手厚い=手厚くないとやってられない仕事。というのもお忘れなく。 福利厚生面での充実をお求めならば、大手上場企業のほうが魅力的かもしれないです。公務員だからと言って全てがオイシイ訳ではありません。 そして、最大の難点は定年が早いこと。 幹部といえどもいろいろと立場があります。60歳まで勤められるのは防衛大学校を卒業したような将官クラスの方のみで、左官や尉官は54歳~56歳で定年がやってきます。自衛隊は閉鎖された特殊な世界。民間企業に再就職は大変です。私は妻でありながら会社経営もしています。経営者の立場から言わせてもらうと、元自衛官はあまり雇いたくない肩書きです。もちろん職種によっては歓迎してくれる会社もありますよ。 冷静になって考えてみてください。民間の手垢が付いていない初老が60歳目前にして世間に放り出されるってどういう怖いことなのか・・・想像できますよね? 定年が早いので住宅ローンを組むのもいろいろ誓約が厳しいと言う現実。35歳過ぎて自衛官が家を建てよう!マンション買おう!と思ったら住宅ローン通らなかった。という話がたまにあります(苦笑) 退職金もアテになりません。住宅ローンや学費で消えます。子供が2人目3人目だとしたら、その子供たちが大学入学や結婚という節目を迎えたとき、夫は既に退職した後(元自衛官)である可能性のほうが高いです。 年金も共済年金ですから厚生年金よりはいいかもしれませんが「ちょっとマシ」程度に考えてください。現在高額受給者である、元校長先生のような肩書きを持っている方ほど支給されないのが目に見えていますし、受給開始年齢も上がるでしょう。かといって定年が長くなることは無いと思います。 話を総合すると、給与はいいけど先が短い。太く短い人生。それが自衛官です。太く短くはいいにしても、短く生きた先、細く長く生活する人生が待っているかもしれないと言うことも覚悟してください。憧れや理想だけで結婚する相手ではないです。事実離婚率がものすごく高いですからね。 老後の不安を抱えて、転勤と一人子育てに耐える節約人生で現役時代が終わった。 と、嘆く先輩奥様数多くいらっしゃいます。 安定と将来性をお求めならば、同じ国家公務員でも官僚をお勧めします。官僚こそまさに安定職。高学歴高収入できちんとした出自のかたしか勤められません。 夢見る方ならば、尚更自衛官はお勧めしません! <惚れて惚れて惚れぬいて、この人のためだったらどんな苦労も厭わない。と、思える男の職業が幹部自衛官だった。> と、いう方にしか嫁家業は勤まらないと断言します。
なるほど:6
主人が幹部です。 いろいろ手当がつくことをしているため、お給料は20代後半の平均よりいいかと思います。 やっている仕事柄、官舎に住むことが半強制だそうで家賃はタダです(管理費的な項目で月2〜3千円払ってると聞いたような、きいてないような…)。 ただ、あまり家にいないです。 当直で帰ってこなかったり、休みのはずがバタバタと出勤していったり… そして引っ越し多いです。半年おきの引っ越しが2〜3回続き、見事に引っ越し貧乏です。今年の夏のボーナスは綺麗に移動費含めた引っ越し代で消えました(^^) 付き合ってるときは、転勤のたびにいろいろな場所へ遊びに行けて楽しかったですが、自分も一緒に引っ越しとなると、なかなか住めば都にできない私にはストレスで仕方ないです。まぁ、わかっていて結婚したことですが。 将来は子供のこと考えると単身赴任かなという話もでてます。 自衛隊素敵!という憧れが昔はありましたが現実は…もちろん彼のことは好きですし、仕事も素晴らしいと思ってます。でも、昔ほどキラキラして見えなくなってるような気もします。笑
なるほど:3
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