電験一種に難易度で勝る情報処理技術者試験はどれくらいあるのでしょうか？

Question

電験一種に難易度で勝る情報処理技術者試験はどれくらいあるのでしょうか？このサイトを見ると高度区分のほとんどが電験一種より難しいようです、これは正しいですか？
http://shikaku-fan.net/national_qualification_rank.php

Answer 1

第一種電気主任技術者は試験を免除して取得するいわゆる電認で取ることが可能だからその評価になったのだと思われますが、試験の難易度については、旧システムアナリストやシステム監査技術者が同じくらいの難易度だと考えます。

難易度の基準は人それぞれですが、例えば学生が受験した場合、システム監査やシスアナについては、電験1種同様に、過去に数えるほどしか合格していません。

いずれも、大学院生となっていますが、電験1種が24年ぶりに合格者が出たのに対し、システム監査の合格者も実務経験者が院に入りなおして取得したケースがあります。当時の史上最年少が26歳でした。いずれも新聞に掲載され知りました。確か電験1種の合格者は24歳だったかな。
これらの試験より確実に難しい技術系の国家資格があるとすれば、技術士の総監部門や構設一級くらいしか無いと思いますね。
技術士の電気電子や情報工学の二次がシス監や電験1種より難しいという人もいますが、技術士二次試験の受験者層が実際に電験や高度区分などの試験に合格しているかどうかは懐疑的ですから。

技術士は部門に応じて受験者のレベルは違うと思います。土木、建設や情報工学、原理力放射線などはレベルが高いですが、他の分野は未知数です。

まぁ、はっきりいえば、20代が下位試験から取るとなると
司法書士や公認会計士、税理士より難しいと思いますね。

現行の高度試験と旧制度の試験では現行の試験の方がかなり簡単に作り直されているので3，40代となり経験がついてきた人が下位試験を受けず単体だけで取るのであれば司法書士などよりは簡単でしょう。ただし旧制度の高度試験や電験1種はその限りではなさそうです。

Answer 2

明らかに間違いですね。
情報処理技術者のどの高度区分（以下、高度情報）よりも
電験1種の方が圧倒的に難しいです。
前者だって難しい試験なのは間違いないですが、それでも、です。

こういう話をすると「人によって感じ方が違うから〜」など
言われそうですが、電験1種は次元が違います。

後述しますが、私の経験から
電験1種よりもはるかに格下の電験3種の方が
むしろ高度情報に近い難易度という印象です。

率直に言って、リンク先のランキングは滅茶苦茶だと感じました。
電験1種が情報セキュリティスペシャリストと同等？
さらに電験2種が応用情報技術者よりも下？
ありえません。

情報処理技術者は、高度区分と言えども
業務が近しい方であればそれほど労せず取得しています。
一方、電験1種は電気どころか理系の資格試験のなかでも
最難関な試験のひとつです。
大抵の方は3種から順序立てて受験することと
合格率から考えて、
3種に合格するのは受験者12人のうち1人で、
2種に合格するのは3種の合格者10人のうち1人で、
1種に合格するのは2種の合格者10人のうち1人です。
…電気主任技術者という枠組みでは年間約6万人が受験しますが、
電験1種に到達できるのはたったの数十人です。

私は電験3種と情報セキュリティスペシャリストに独学で
合格しておりますが、それでも電験3種の方が苦労しました。
情報セキュリティスペシャリストは
午前試験免除を経てトータル600時間ほどの勉強で合格。
電験3種に至っても科目合格を経て合格しましたが
トータル1000時間は勉強していたと思います。
ちなみに私の本職、大学は電気・情報系どちらでもなく、
スタンダードな立場からの体験談と言えると思います。

情報セキュリティスペシャリストは
午前マーク試験は過去問暗記でほぼ乗り切れ、
午後筆記問題も多少の読解力があれば
それほど情報知識が無くとも意外に解答できます。
私でもそうだったので、実務経験のある方ならば尚更でしょう。
コレしか合格してないくせに、と怒られそうですが
問題を見る限り、他の高度情報も同様に対策できると思います。

かたや電験は過去問暗記など全く通用しません。
電気理論の本質的な理解、数学的センスが必要です。
3種に限って言えば、幸い全てマーク試験なので、
運頼みで合格はし易いかもしれません。
しかし2種以上となると筆記の2次試験も課せられ
微分方程式での過渡応答解析など、電気理論だけでなく
数学レベルも格段にアップします。
電験1種は、もはや未知の領域です。

他の高度情報はいつか挑戦したいなと思えますが
電験は…3種でさえあんなに苦労した手前、
2種、1種に挑戦しようと思う事さえはばかれます。

Answer 3

両方を本職とする人はいたとしても、極めて少ないと
思いますので、異種の比較は困難かと・・・

ITを本職とする立場では
・ITストラテジスト相当→システムアナリスト
・ システムアーキテクト相当→特種
・エンベデッドシステムスペシャリスト
・ネットワークスペシャリスト
を取得していますが、
・電験は3種に1回落ちてそれっきり
・陸上無線技術士 ２級も1回落ちれそれっきり

私にとっては、電験三種すら システム監査くらい難しい
一陸技は、システム監査より遠い・・・