解決済み
建築士の仕事について私は今高校生(女)で、建築士を目指しています。 大学院には金銭的に行けそうにありません。一級建築士は取得したいです。地元で就職する予定です。住宅など小規模な建物の意匠設計がしたいです。前は他の職業を目指していたのですが、お客さん1人ひとりと向き合えるような仕事がしたくて、建築士を目指すようになりました。大学は工学部ではなく、芸術工学部の方が自分に合っていると思ったので、芸術工学部に行きたいと思っています。そこでいくつか質問させてください。 1.卒業後の就職先はどんなものがあるか 設計事務所(個人と個人以外)、アトリエ、建設会社、ハウスメーカー、地方自治体、などがあるというのは調べましたが、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。 2.アトリエや個人の設計事務所に就職した場合、独立しなければならないのか 独立したいのは山々ですが、仕事が成り立つのかという不安と、自分の性格からして、独立してやっていけるのか不安があります。 3.理系は大学院に行ってないと就職できないという話を聞きましたが、実際どうなんでしょうか。地元での就職が希望なので、有名アトリエに勤めたいとかスーパーゼネコンがいいとかはありません。 長々とまとまらない文で申し訳ありません。回答よろしくお願いします。
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文系院卒経済史専攻、学部卒(英語、中国語専攻、後は3つ挨拶レベル)、理転して、大学の物理と数学を独学し、建築専門卒(構造専攻)、現在構造事務所に勤めている者です。 二級建築士の学科試験は初受験して、合格。 明日(9月10日)の製図試験を控えております。 私も、経済的な理由で、工学部建築学科への編入学を断念し、叩き上げで建築をやる道を選んだ者です。 ご質問を整理して、答えることをトライします。 1.建築士を目指しているが、芸術工学部への進学。 (解) 建築士試験の受験資格は文部科学省が発表した「理科系統の指定学科」卒業でないと、実務経験による資格獲得しか道が残りません。よって、ご自分が進学されようとする学科は、「理科系統の指定学科」かどうか、確認しておいてください。(学科コードがあるので。効率的に建築士資格を取得する為。) 2.卒業後の就職先 (解) 意匠専攻を進められたいですね?となると、就職先(建築業界でのランクは①→②→③)は ①組織設計事務所(日建や松田平田など) ②意匠設計事務所かアトリエ ③不動産の設計部門かゼネコン となります。(ランクは技術レベルという意味であり、待遇とは無関係ですよ。) 確かに、ご認識の通り、①は院卒のうち、1割程度しか入れないところ。大体「研究室推薦」が一般的。よって、一般募集はしないはずです。 ②は作品次第ですが、待遇は極めて貧弱。 ③本当の意味での意匠設計は①、②ですが、狭き関門なので、入れるのは卒業生の1割程度。残り8割以上は不動産の設計部門。 ①と②の違いは、正直良くわかりません。自分も大江先生の事務所で意匠のバイトしてた時、アトリエとの違いは判然としませんでした。意匠なので、模型製作の技術は問われます。自分は卒業設計や意匠事務所でのバイトの時代、OLFAで指が血だらけになったこと今でも覚えています。 添付はその時の作品、コンタ模型(等高線付き模型)です。屋根がかかっているので、内部は見えないが、事務所の雰囲気は伝わるかと。 ③への就職はお勧めしません。一級をとる場合、学部卒後、「実務経験」が2年求められます。 設計事務所の場合、問答無用で「設計実務従事率100%」となりますが、 不動産とかとなると、従事率が100%でないリスクはあります。 つまり、2年が3年になる危険性があります。 (「実務経験」とは、設計に携わる実務であり、建築関係の会社だから、営業も、総務も、図面書きも「実務」だと勘違いされる意見がありますので、気を付けてください。) 待遇は良くないですが、しょせん初任給の差。独立されるとのご計画から、2年間はご堪忍頂きたいところです。 3.独立について (解) 意匠設計は過剰供給(?)気味です。が、そこで、あなた様が賢いのは「芸術工学部」を選択されることです。一般の工学部建築学科に入って、意匠をやる人よりも、ずっと賢いと思います。 されど、意匠設計。営業力次第になります。 自分は構造設計なので、営業の要らない業種です。(仕事は途絶えることなく、自分がやってくるものです。) ご存知かどうかですが、建築士のうち、95%が意匠設計、構造は2~3%、設備も2~3%程度。構造と設備は長期的に供給不足、即ち売り手市場。つまり、構造設計者が値段を決めるのです。 意匠はEngineerとして認識してもらえません。Architectです。 よって、覚悟してください。 (院卒でないと就職できないとは、嘘です。探せばあります。) 今は高校生ですね?となると、 大学4年 事務所2年 一級とるのに1年(ストレート合格なら) つまり、これから7~10年、頑張らねばならない時期に入ります。 地元就職とはいえ、語学を必死にやってください。 英語は言うまでもなく、誰でもできるものです。 他の設計者との差別化の為、英語(TOEICで言うと850点以上)と何かもう一つや二つの言語をお勧めします。 (将来の独立には必ずお役に立ちます。) 兎に角時間がありませんので、倒れない程度で頑張ってください。
1.総数としては、設計よりも施工や営業に進む人が多いと思います。不動産・ハウスメーカーや建材屋、ゼネコン~専門施工会社などですね。進路は大学やゼミごとに極端な偏りがあります。勤務体系は大手の設計、施工は過酷です。 2.先生の引退と供に閉まる所が殆どで、どの道定年までは望めません。独立し継続して維持できる方は1-2割程度、後は地場の中小工務店、中小組織事務所、有名ハウスメーカーが主な転出先ですかね。設計能力よりも、人と繋がる能力(青年会や地域の祭り会合を厭わず中心になって行くような人)の方が物を言う世界に見えます。 3.大手ゼネコンやアトリエ系以外では、院生(特に博士)を取る所は少ないです。新卒なら学士や専門など若い人、20後半以降なら資格と実務能力ある人‥って感じですね。
まず、「住宅など小規模な建物の意匠設計」の仕事だけではとても食べて行けるような収入にはなりません。 なので、生活はダンナさんに稼いでもらってる女性設計者が増えています。 一家の主になる男は早々にその道を諦める人が多いです。
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