進路についてです。

Question

進路についてです。私は今 高校1年生で､進路について考えているところです。
私は､県内トップクラスの私立高校に1番上のコースで通っています。
進路希望は国公立大学で､文系です。
このことを前提に､本題に入らせて頂きます。

今回質問させて頂くのは､大学のことです。
私の夢は外国に住むこと､ただそれだけです。
しかし､手に職をつけずに海外生活など現実的に考えて不可能です。
そこで､音楽療法士の仕事をしながら外国に住むのはどうだろう､と考えました。
音楽療法士になるためにどうすれば良いのか調べたところ､私立大学か専門学校しか術がありませんでした。
私が目指すのは国公立大学なので､日本で音楽療法士になるのは無理そうでした。
それに日本では音楽療法士はまだまだマイナーな仕事で､生活するのに十分なお金は稼ぐことができないでしょう。
そこで私は､音楽療法士がメジャーな国に留学して､留学中に資格を取って､その地で生きていくのはどうだろう､と考えました。
私が思い描いているほど上手く行くとは決して思っていません。
でも､やるだけやってみたいと思ったのです。

この場合､私にはどんな大学が向いているのでしょうか？
音楽系の大学や学科は私が通っている高校の都合上､受けられないでしょう。

まとめると、
・国公立大学
・海外留学ができる
・英語を学べる
・音楽療法士の資格にも活かせる
・関東圏内 (できれば)

この条件を満たす大学はありますか？
学校の先生に相談するのが早いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが､学校の先生は｢その大学に行くためにどうするか｣を教えてくれるだけで､大学については自分で調べろ､という感じなのです。

皆さんの知恵をお貸しください。

Answer 1

難しい選択ですね。
ご存知でしょうが、アメリカでメジャーな米国認定音楽療法士 (MT-BC)は、米国音楽療法学会(AMTA)の承認を受けた大学の音楽療法のカリキュラムを修了しないといけません。音楽療法だけでなく、音楽理論、音楽史、ピアノ・ギター・声楽・パーカッション・アンサンブル等の音楽実技に加えて心理学や解剖学等も必修となっています。
分野は、医療福祉・音楽・語学にまたがり超ハードです。
ご質問者様のまとめに回答すれば、
・国公立大学→大学よりも学部優先。文系ならば教育学部(非教員養成系)で大学院まで行き臨床心理士の資格を取る。
・海外留学ができる→TOEFLが必須の為、臨床心理士養成大学(短大)を受験できるscoreが取れるように独学で猛勉強する。留学する3年くらい前から留学専門予備校にダブルスクールしてAOエントリーの書き方等確実に習得する。
・英語を学べる→外国語学部英語学科(文学部英文学科は不可)に進学するのがベストだが、臨床心理士の資格を取る方が優先なので不可。因みに外国学部英語学科は、国立大学では東京外国語大学・大阪大学にしかない。
・音楽療法士の資格にも活かせる→当然、音楽実技が必要なので、ピアノ・ギター・声楽・パーカッション・アンサンブル等のレッスンを受ける必要があり、どれか一つ決めてその専門の教室へダブルスクールする。
・関東圏内 (できれば)→上条件を満たせばどこでも可。

しかし、留学最大の難所は英語力です。英語は話せて当たり前ですが、ご存知の通り、アメリカの大学の授業はディベート及びディスカッション中心で、日本では想像できない程の莫大な量の予習が絶対必要で、さらに授業中教授から発言求められて答えられなかったら最後見捨てられて相手にされなくなります。また、学友とのコミュニケーションは絶対必要で友人を沢山作らないと必ず挫折します。あと、アルバイトしながら大学に通う学生は1人もおらず、奨学金と預貯金で生活する事になります。奨学金は日本の学生支援機構の奨学金と全く異なり、返還義務がない分選考は相当厳しいです。
また、一般的には、音楽療法士養成大学に入学するのはTOEFLのscoreが足りず無理なので、先ずはTOEFLのscoreの基準に従った臨床心理士養成短大(カレッジ)に入学して、想像を絶する猛勉強(大学入試の勉強とは次元もレベルも違いますので留学生の多くははここで挫折します)して、さらにTOEFLやアメリカでの語学テストのscoreを上げて音楽療法士養成大学にトランスファー(編入)する事になります。
因みに、米国認定音楽療法士の佐藤由美子さん(バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科卒業。25歳で取得)のTwitterも参考にされてください。佐藤さんのアメリカ留学前の学歴は分かりませんが、記事を読むと恐らく音楽科専攻と思います。
https://mobile.twitter.com/yumikosatomtbc

長くなりましたが以上です。頑張ってください、と言いたい所ですが、「覚悟して臨んでください」としておきます。