確実に応用バイオ科です! まず、「応用化学科」と「応用バイオ科学科」の違いをざっと整理しましょう。 応用化学科(応用化学)というのは、簡単にいうと、化学の原理や法則を利用して工業的なものを創造することです。ですから、大まかな分野分類としては有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、光化学、高分子化学を主体に、医薬品、再生医療、燃料電池、エレクトロニクス、セラミックス、バイオマス、半導体、石油、ゴム、ポリマー類、液晶・・といった分野が応用化学と言われるものです。食品も含まれますが、基本は上記の分野が相当します。 一方、バイオというのは、微生物(生物)や化学を主体に、美容(化粧品)や健康食品、バイオマス、再生医療、医薬品といった分野に応用することが目的です。ですから、微生物や生物に熟知し、化学も理解できるという面で、応用バイオ科の方が近道でしょう。神奈川工科大学の応用バイオ科学科は、食品衛生監視員・管理者の資格取得、バイオ技術者認定の資格取得が可能です。これらの資格は食品系の企業に勤める際に強力な武器になります。 それに、これらの資格を取得するにあたって、在籍中に必要な科目の受講も必須で、バイオ科のほうが圧倒的に有利です。応用バイオ科の科目を一部抜粋すると、食品衛生学、食品分析学、食品化学、応用栄養学、微生物学、食品製造学など、食品に関する科目を多数受講できますし、食品系の実験、研究室も豊富です。 余談ですが、食品以外にも医薬系や環境系など幅広く勉強したいのであれば、応用バイオ科学科、それとは別に、管理栄養士(栄養学、食品のスペシャリスト)の資格を取得して、食品系専門の研究者になりたいのであれば、応用バイオ科学部の栄養生命科学科の方がおススメです。 一方、応用化学科は先にも述べた通り、「化学」が主体なので、食品系の科目はほとんどありません。それに応用化学科では、食品衛生管理者・監視員の資格も取得できません。応用化学科でも食品系企業に就職できますが、バイオ科ほど多くはいませんし、応用化学科の研究室に食品系の研究をやっている研究室はありません。そういった意味で、将来技術者として仕事したければバイオ科に入るべきでしょう。 ただ、今の時代、バイオでも化学に精通していなければ、就職後は厳しいです。というのは、食品も分子レベルでも見ると「化学」であり、食品分野の中でも特に食品の"硬さ"や"食感"(=レオロジー)を追究する分野であれば物理や数学も必要です。応用化学の側面と応用バイオの側面両方持ち合わせていることが理想ですが、4年間でそれら広範囲のものを身に着けるのは大変です。研究者としてやっていきたければ、食品系はもちろん、その他の分野の勉強も食わず嫌いならずにやっていく覚悟が必要です。 まぁ、そんなとこです。
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各学科の就職先企業名がHPに出ているので、参考にしてみてはどうでしょう。 http://kw.kait.jp/career/result/index.html 物理系工学だったので、生物化学は良くわかりませんが、通っていた大学のHPで就職先を見ると、食品メーカー名は応用生物の方が化学系より多いですね。 研究職は開発/設計に比べて採用人数が非常に少ないので、ハードルはかなり高くなります。大学は旧帝が良いですが、無理ならマスターで東大東工に行くくらいの気持ちで大学の勉強を頑張って下さい。通っていた所では、他大に進学する学生はある程度います。マスター進学者1557人中、東工100、東大96、筑波24、東北12、、 なお大学(院)卒の技術者の場合、新卒就職で有効になる資格はありません。何か難易度の高いがあれば、ポイントになるのでしょうが、そいうものがありません。食品衛生管理者の試験についてネットで見ましたが、「高校卒業相当以上、食品衛生管理者を必要とする施設で3年以上の衛生管理業務従事経験がある方、食品衛生管理者登録講習会を修了することにより、食品衛生管理者となることができます」、合格率は何か特殊な理由が無い限り100%らしい。入社後に必要だったら、会社が資格を取らせます。
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