ステンレスの角パイプや丸パイプの切断は、メタルソーじゃないと駄目ですか？

Question

ステンレスの角パイプや丸パイプの切断は、メタルソーじゃないと駄目ですか？バンドソーでステンレスパイプを切断すると斜めに切れます。

長いパイプを切断する時は台を使用しますが、パイプの下に１５mmくらいの金属板を敷き、手でゆっくり切断しています。本来、その場を離れても切断出来るのがバンドソーの良さだと思うのですが、それだと早く切れてしまいパイプが斜めに切れます。だから手を使ってゆっくり切断しています。使用しているバンドソーは日立のＣＢ１８ＦＡです。ＦＡ２やＦＡ３ではありません。

現在使用しているバンドソーは駄目。そこでチップソー切断機を購入してみたのですが、肝心のチップソーの耐久性が全くありません。高い金を出してステンレス用を購入したのですが、すぐに切れなくなります。もちろん無理に押さえつけて、刃がすぐにボロボロになるような切り方はしていません。

やはりメタルソーしかないですかね？ただ、不思議なのが、チップソーもメタルソーも刃はどちらも金属製の刃なのに、なぜチップソーはすぐに使い物にならなくなるのか、そこが理解出来ません。

チップソーもスプレーなどで刃に切断液を吹きかけながら切断した方がいいのか、と考えてみたり。一応、切断時にチップソーの刃にエアーを当てながら切断してみたりしたのですが、全く効果がありません。すぐに刃が切れなくなります。

メタルソーとチップソーの違いは何ですかね？『切断液を使用する、しない』なら、チップソーで切断作業する時に切断液を使用すると長持ちすることになりますが、それでもメタルソーほど刃が長持ちするのか疑問です。切れなくなったチップソーが３枚あるんで、再利用出来るようチップソー専用研磨機の購入を考えています。

パイプを出来るだけ真っ直ぐに切断することが、今の切断作業における課題です。中古のメタルソーを購入しても良いのですが、うちの工場は狭いので置く場所が無いんですよね。その前に社長に相談ですが。

やはりメタルソーが一番ですか？日立バンドソーＣＢ１２ＦＡくらいなら、真っ直ぐに切れるんですかね？うちの会社で切断するサイズは丸パイプは最大で１８０mmくらい（この大きさだと１８ＦＡ使用。でも、斜めに切れる）、角パイプは最大で１００×５０mmくらいです。普段は１４×２４mmが多いです。１４×２４mmでも斜めに切れてしまいます。

Answer 1

チップソーを使うとき、新品の状態で火花が出ていたら、切断条件がダメです。回転数が高いか、平面切断(刃の食い込みが悪くて滑ってる)か、機械やチップソーの精度が悪いか(特に安いヒンジ式の機械は精度悪すぎ)。サーメットチップソーを良い切断条件で使用すると鉄筋とかでも平気で500カットとか出来ますよ。

機械を買い換えずに出来る調整として、スピードコントローラか、板木等を用いて刃の食い込み位置調整が有ります。勿論、切削油もひとつの方法です。

Answer 2

高速カッターはバリがでるから嫌なのかな？
現場ではSUS1/2B3/4Bのスケジュール40～80管を高速カッターでしょっちゅう切断して内部バリを取り去ったよ。
簡単に直角に切れるからね。

Answer 3

CB18FAでステンレスパイプが斜めに切れる原因として
カットする長さが短いと半分以上切れた後半に
刃が押さえ付ける荷重により、刃の右側が強く押さえられるために
右に倒れてしまい、さらに帯鋸刃の腰がないため
刃も右に逸れながら切るために斜めになってしまいます。
機械が古いので刃口板が摩耗していたり破損していると
さらに状況は悪化します。
元々刃口板は新品の時からベース面よりも下がっています。
この刃口板を摩耗しにくい金属製のものにして
ベース面とフラットにし、刃物の加圧が掛かっても
凹まないようにすれば斜め切り現象はある程度解消されます。
メタルソーでも短い材料を切ると刃口で受けてないと
若干斜めに切れます。

チップソーの長切れしないのは刃の回転が速すぎて
新品のうちは問題ないですが、少し切れなくなると
確実な鋸屑を出すべきところを一部の刃が鋸屑を出して
大半は、スリップしているだけになります。
チップソーの先端はメタルソーよりも帯鋸よりも硬い
超硬を使っていますが、ステンレスにスリップすると
摩擦で高温になり、高温のために磨耗しやすくなります。

鉄鋼用のチップソーは極度の摩耗をしますので
再研磨しても新品の半分も切れないことは、ざらにあります。
また欠けたチップは研磨では再生できません。

とりあえず刃口板の改善から行ってみてください。
古い機種なので刃口だけでなく刃口板の右側のベース面と
同じ高さであるべき部分も摩耗しているかもしれませんが
磨耗していれば、より斜めに切れてしまいます。