電験３種とりたて、実務経験のない、未熟者です。

Question

電験３種とりたて、実務経験のない、未熟者です。 電気主任技術者の実務上について教えてください。

なぜ主任技術者が月次でメーター検針するのですか？
電気料金まで計算してるようです。不具合の予兆を把握する意味において、料金計算まで必要ですか？もしくは電力会社から委託されて、別途費用をもらっているのですか？ 

また、顧客との契約で、省エネ推進とプラン変更の提案などで、電気代削減による成功報酬もらえるような契約をしてるのでしょうか？

電気設備の保全という純粋な視点からすると、検針、料金プラン変更提案などは、とくに収入に繋がらない限り、やるべき業務とは思えないですが、いかがでしょうか？

Answer 1

主任技術者が電力会社から検針を委託される様なことはありませんし、現在は殆ど自動検針に変わってしまっています（まだ検針しているところも残っていますが）からわざわざメーターを読む必要もありません。

また、電気代の削減やプラン提案で報酬をもらうと言うことも無いでしょう。

直接お金にならないからやるべきではないというのはあまりにも短絡的な考え方だと思いますよ。

管理を委託している需要家さんから見れば法律で決まっているから主任技術者を立てなければならないが、何の利益も生まないコストと捉える需要家は案外多くてそう言った人から見れば安けば誰でも良い訳です。

規制緩和で保安法人が台頭してきた現在はそれこそ従来の点検費用からかなりディスカウントされた金額になってきています。

そう言った現状の中で契約を確保し続けるために主因技術者の業務に付加価値を付けていくと共に顧客との信頼関係を強めていくために行っているというのが実際の検針や料金計算、プランの提案、さらには新電力への切り替え提案などです。

場合によっては電子メーターの故障によって需要家さんが１０万以上余分に電気代を支払った事がありそれを発見して電力会社に調査させてその分を取り返したこともあります。

また、料金プランや新電力への切り替えなどによって電気代を安く出来たとしてもそれに対して報酬は無いかもしれませんが、浮いた分を設備更新に回しもらうなど設備をより安全に維持していくための助けになる場合もあります。

中小零細企業などであれば古くなった設備を更新して下さいと言ったところでハイそうですかと言って更新してくれるところはそうは有りません。

電気は来ていて当たり前という考えでそれこそ何の利益も出さない設備に掛ける金など無いというのが本音で、いつになっても更新がされずにいつ事故になるかひやひやしながら管理を続けたあげく波及事故でも起こせば目も当てられません。

委託を受ける主任技術者はそれこそ電気のプロとして如何に需要家さんに対して有用な情報や提案を出来るかと言うことを考えていかなければ今後一層熾烈になる過当競争に競り勝ってはいけなくなりますよ。

検針や料金計算など５分程度余分にかかるだけのこともやらずただ毎月ちょこっと点検に来てハイ何万円というバブル期の様なことをやっていられる時代ではありませんよ。
自分が儲けることばかり考えていてはすぐに契約を失います。如何に顧客の役に立てるのかを考えていかなければ生き残れないです。

Answer 2

なんでも屋ですよ。
使用者は安く扱き使うのが世の常。

Answer 3

あるベテラン主任技術者は日頃、よく
日曜大工で備品の修理をしてますよ。

廃材をリサイクルして工夫して「まるで新品！」
みたいに再生させて周囲から褒められると喜んで
います。

もちろん、異変の兆候がある場合には率先して
動きます。

でも平時は居眠りジジイなのです。

Answer 4

>料金計算まで必要ですか？もしくは電力会社から委託されて、別途費用をもらっているのですか？

電力会社にそのような委託契約はありません。
電力会社の請求が間違いないか確認のために行っているか、販売電力の検針を行っているのだと思います。

>電気代削減による成功報酬もらえるような契約をしてるのでしょうか？

電力会社にそのような契約はありません。
ビルメンなどで、ビルのオーナーとビル管理会社間の契約ならそうゆうのもあるのかも知れません。

>とくに収入に繋がらない限り、やるべき業務とは思えないですが、いかがでしょうか？

電気主任技術者と言えど一社員ですので、会社がそうゆう業務も支持してきたらやらざるを得ません。
収入にはつながりませんが、そのために別の社員を使って余分な経費を使うくらいなら、電気のことに一番詳しい電気主任に兼務させようとさせるのはよくあることです。