解決済み
MR職に就いている方に質問です。 製薬会社でMR職に就いている方にお聞きしたいのですが,医療において,MRで実現できることって具体的に何がありますか?研究開発をして医薬品を作るわけではないので,「不治の病をなくす」みたいなことではないですよね。 具体的にどういう形で医療に貢献できるのか,どういう目的意識でMRになったのか,教えて下さい。
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こんにちは。MRをしてます。 私が医療に貢献できるなと思う点は、やはり薬の適正使用や最新情報をお伝えできる点、啓発活動ができる点です。 ドクターはとても多忙です。 ご自身でお勉強されるドクターも多いですが、疾患の勉強はされても、星の数ほどある薬の細かい点まで勉強されるドクターはあまりいらっしゃいません。 患者様がお飲みになる薬は、慢性疾患の場合、MRの関わる(日々の営業、講演会、インターネット経由)情報提供を元に先生がご判断されてます。 薬の適正使用、最適な患者さんへの処方、副作用があった際の対応など貢献できる場面はたくさんあります。 また、啓発をメーカーが行い、発見された難病が患者さんもいらっしゃいます。 少しでもご参考になれば幸いです。
MRと一言でいってもレベルはピンキリです。 レベルの低い会社やレベルの低いMRは医療に貢献などという崇高な思想は持ち合わせておらず、ひたすら自分(会社)の営業成績を追及しているだけという場合もあります。 また逆にレベルの高いMRになると、医師と個々の患者さんの治療方針について提案したり医師の相談に乗ったりする事もあります。 もちろんその為には豊富な医学薬学知識と高い倫理観を持ち合わせていなければ出来ませんので、会社の教育や研修で学ぶ事だけでなく個人的にかなり勉強をしたり、国内外の学会情報や厚労省の方針や会議の内容なども常に把握して最新情報を得る努力が必要です。 また、医師との強い信頼関係が築けていなければ医師から治療方針について相談されたりする事などありませんので、医師や薬剤師などから信頼される人格である事も必要です。 そして多くのMRはこの中間のレベルで仕事をしていると思います。 医学は非常に多岐に渡り多くの知識が必要な上に常に進歩していくので、医師は専門領域の治療については詳しいですが、専門外の領域に関しては不得意だったり知識が不十分だったりするのです。 もちろんMR側も専門領域には詳しくても領域が違えば知識がありません。 その為、MRの得意な領域と医師の専門外の領域がマッチすれば医師にとってMRから得られる情報(知識)は実臨床に役立つ事になります。 大きな病院で専門がはっきりと別れている場合は医師も基本的には専門領域の患者さんしか診ませんので、医師よりもMRの方が多くの情報を持っているという事は少ないのですが、医師は非常に忙しい仕事なので専門領域とは言え最新の情報などについては十分に把握していない事もあります。 そういう場合もMRからの最新情報によって一次的な知識を得て、その後に自分で詳細に学習し知識を更新するという事もあります。 また、開業医の場合も内科を標榜していれば様々な種類の疾患の患者さんを診る事になりますので、当然専門外の領域の患者さんも沢山診なければいけません。 その場合も、特に薬物療法に関しては常に新しい薬が開発されたり、治療ガイドラインが変更されたりしていますので、自分で勉強をするだけでは十分な知識が得られない事も多いのです。 その場合も知識習得の窓口がMRであったりしますし、製薬会社は医学関連の講演会や研究会を開催したりして直接Dr to Drの情報提供を支援したりしていますが、それを案内するのもMRです。 この様に医学は常に進歩や変化しているので、医師は常に新しい情報が入る様にしていなければ務まらないのです。 製薬会社のMRの最も重要な役割の一つがこれらの最新の医学薬学情報の提供で、彼等はそれらの行為を通じて間接的に医療に貢献しているとも言えます。 話は変わりますが、自社の製品が一番優れていると思い込み宣伝(情報活動と呼びます)を行なっているだけのレベルでは到底医療に貢献するというには程遠いレベルです。 でも残念ながらこのレベルの人が非常に多いのも事実です。 製薬会社の方針などでも「優れた自社医薬品を少しでも多くの人に提供する事が、ひいては多くの患者さんの為になる」と言うもっともらしいスローガンを掲げて、営業成績を上げるように鼓舞している事も多いと思います。 私に言わせれば、「何を恥かしげも無くおこがましい事を言っているんだ」と思いますが、経営者というものは会社の経営の安定化の為に利益を上げ続ける事が自分達の使命だと考えているので、利益を上げる為の行為(営業戦略の実践)を正当化するための大義名分が必要なのです。 まあ経営者が会社の利益を追求する為に売上げを上げろと言うのは製薬業界に限った事では無く、全ての民間企業に共通の事ですので、これをもってして「製薬会社はけしからん」と言うつもりは無いですけどね。 話を元に戻すと、つまりMRのレベルはピンキリで残念なレベルのMRも多いけれど、優秀なMRであればある程、医師に対して患者さんの治療に有益な情報を出来るだけ多く提供するという行為を通じて間接的に医療に貢献していると言えると思いますよ。
30歳♂の現役MRです。 とても難しい質問ですね。 大前提に言えることは、MR=営業と言うことです。 所詮は、営業ですので、極端な話、明らかに他社製品と比べて自社製品が劣っていたとしても、顧客には売り込まなくては、会社から評価されませんし、飯を食っていけません。 これは残念ながら、現場での実情です。 ただ、製薬会社もバカではありませんので、明らかに他社に劣る製品を世にだして、売り込んでこい!というメーカーは数少ないと思います。 逆に後から優れた対抗品が出てくることは、あります。 これは、日本の医療をよくする点から鑑みると、当然然るべきです。 と、考えると、MRが会社から追われる品目は、現段階で自社製品が有効性を保てている品目ということになります。 私見ですが、医者の中には昔の薬しか知らず、新薬にめもくれない=どれも同じだと考えている人も少なからずいます。 だって薬ってめちゃくちゃ多いですから。そりゃ、いちいち覚えられなれないのも無理はないです。 そういう医者に対して、こういう疾患に、こういう効果のある薬があることを知ってもらう!単純かもしれませんが、この事を理解してもらうために、私はこの仕事をしている自負があります。 もしかしたら、自社製品を知っていれば、助かった患者さんがいるかもしれない…これにつきます。 綺麗事かもしれませんが、私は上記のことを私語とのモチベーションかつ、ほこりとしてMRを続けています。 ご参考になれば幸いです。
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