農業法人について質問です。 法人化する農家が年々増加していますが、法人化のメリットをあまり感じません。 なぜ法人化す…

Question

農業法人について質問です。
法人化する農家が年々増加していますが、法人化のメリットをあまり感じません。
なぜ法人化する農家が増加しているのでしょうか？また法人化による規模拡大への可能性はありますか？

Answer 1

一番大きな理由は目先の補助につられた農家が多いからです。
法人向けの補助いろいろ用意されましたからね。

ただ補助の内容をよく調べ条件などをみて
メリット感じない人は法人なりしませんよ。
法人化による規模拡大への可能性はあるかといえば
あるとも言えますし無いとも言えます。
その法人の経営手腕次第です。
失敗すれば倒産し解散となるだけですね。
ある意味、大きい方がリスクが高くなり潰れやすいです。

Answer 2

個人専業で法人化のメリットはあまり無いでしょう。

H19年に11名で法人化しました。
今のところ全部で7haほど全面受託が増えています。個人はその人で受託が終りますが、法人は少なくてもそれ以上続けれます。黙っていても受託してくれないかと相談があります。

メリットは機械等の補助と農作業の効率化、人材後継確保、品質の均等化、会員間のコミニュケーションです。
前は、機械は個人所有で中古などの古い機械を使っていました。機械の寿命がそれぞれ来たため、法人化して機械不足分を補助金を使いシェアリングを行い経費の節減を図ることでした。
法人化当初は、各農家が法人の構成員として育苗から稲刈り出荷までを個別に仕事をして、生産資材、出荷は法人の名前で一括処理をしていました。その後は田植、稲刈り出荷を会社で水田管理は個人でやっています。

機械等の補助
前は、機械は個々で中古などの古い機械を使っていました。機械の寿命がそれぞれ来たため、法人化して機械不足分を補助金を使いシェアリングを行い経費の節減を図ることでした。

農作業の効率化
中古機械のため農作業途中に故障が起きていて、作業を中断していましたが、法人化してからは、会社で機械は個々で中古などの古い機械を使っていました。機械の寿命がそれぞれ来たため、法人化して機械不足分を補助金を使いシェアリングを行い経費の節減を図ることでした。

人材後継確保
構成員として農業を続ける・辞める選択を自由にできることで、兼業農家も定年退職後も構成員として人材が確保できる。年々受託が増え、今年から30才、40才の従業員を確保した。
個人専業で大規模経営だと病気・事故で作業が出来ないと大幅な収入減となる。

品質の均等化
水稲の安心・安全で美味しい米づくり体制が出来てきて品質が均等化されてきた。

会員間のコミニュケーション
法人化以前は各個人で使用していた肥料・農薬・栽培手法を話す機会が無かったが、会員どおし活発に意見を交わせることが出来るようになった。

デメリット
儲かると法人税が多額となる。

新潟県コシヒカリ生産農家

Answer 3

「法人化しない」個人経営者。
大手企業であっても「上場しない」株式会社。
それぞれに「メリット」が感じられないから現状を維持しています。

僕自身も法人化へのメリットが有るのか？
疑わしい限りです。雇用型の農業が近年増えており、
各種政策や補助金の類も有りますから、
一時的に法人化する企業体が増加しているのかも知れません。
一定の期間が経過すれば、増加は無いかも知れません。

法人化のメリットが有るのは世帯収入2000万円以上ではないでしょうか？
それ以外の多くのケースは個人事業主でも税制面のメリットは有ります。

従業員に対する福利厚生面でも「任意加入」によって
個人事業主でも可能です。

一番メリットを感じているのが、税理士や会計士です。
個人事業主の確定申告は3月15日です。法人企業は任意で12か月
好きな時に設定できますから、法人化によって決算月が分散されれば
より多くの顧客が獲得できます。また、報酬の上乗せも可能です。

それから国や行政です。各種社会保険や税金の徴収が容易になります。

規模拡大への可能性についてですが、法人化するしないとは
別次元かと感じます。現状多くの大手企業でも個人事業主と取引を
行っています。大手企業から出資を受ける場合は法人化も視野に
入ると感じます。また販売会社等を共同設立されるケースも見受けられます。

Answer 4

増加してるのは単純に農業が高齢化し地域の担い手に集約してきてるからでしょうね。
それと規模拡大し売り上げも大きくなり人も使うようになるから法人化するのであって、法人化してから規模拡大するんじゃ無いですよ。
収入も少ないのに法人化したところでメリットどころかマイナスの場合もありますし。