気象予報士が難しいと言われてますが、参考書を見ると難しいようには思えない。 趣味で受ける人が多いから合格率が低いの…

Question

気象予報士が難しいと言われてますが、参考書を見ると難しいようには思えない。

趣味で受ける人が多いから合格率が低いのでは？

Answer 1

気象予報士です。
私も質問者さんと同じことを思っていた時期がありました。

勉強内容自体、数式も難しくなく高校の物理を履修した人なら
文系でも対処できると思います。
ただし、この試験は非常に深いところから出され、また、問題の
使いまわしも法令分野を除きあまり多くありません。もっとも
最近はネタ切れなのか類似の問題はありますが。

一般知識分野では、物理的な意味を図などを用いて考えさせる
問題が多く、数式そのものよりは数式の物理的意味を理解できて
いないと理系でも答えられない問題があります。

ただ、この試験の合格率を下げているのは記述式の実技試験
であり、用いるべきキーワードを含めて記述できていないと
不正解になります。また、ある一つの特徴を記述する際も
着目すべき点を記述できていなければ「×」や減点になります。
たとえば、トラフに関する鉛直流の特徴を問われた場合、
たいていは前面の上昇流が正解であり、後面の下降流や
寒気場について記述しても得点にはなりません（なお、後面の
特徴が模範解答だった場合もあり）。

また指定された字数で文章に纏め上げる力も必要なので、
構文力も必要です。こんな感じなので現役の予報官でも
合格が難しい試験です。

Answer 2

この資格試験は趣味程度の生半可で受験する人が、比較的多いと思います。そうなると必然的に合格率が下がりますよね。
言い方は悪くなりますが、「とりあえず受けちゃお」みたいな軽いノリで受験する若い女性が、結構多い印象があります。流石にそんなノリでは受かりませんよね。
受験者の大半が何千時間もの学習を積んでいるのに、それでも合格率が低い司法試験や公認会計士試験と比べれば、雲泥の差があります。気象予報士試験は、見かけ倒しの合格率の低さで以て難関資格とみなすには、いささか無理があるように思います。