解決済み
以前、日本テレビの情報番組、TheサンデーNEXTで、 餃子の王将(王将フードサービス)の新入社員研修の様子が放映されましたが、その中で登場した当時の新入社員で法政大学卒業の折笠徳則さんは、その後どうされていらっしゃるのでしょうか? 法政大卒ということで、順調に出世街道を歩んでいらっしゃるのでしょうか? また、折笠さんは、法政大学体育会陸上競技部のOBだそうですが、 体育会の学生は就職活動においてかなり有利という記事を読みましたが、 彼はなぜ、王将フードサービスに就職したのでしょうか? 法政大学の陸上競技部ならメガバンクや、総合商社、大手メーカーなどの一流企業に就職できると思うのですが、いったい何があったのでしょうか? http://toyokeizai.net/articles/-/120490 http://diamond.jp/articles/-/67214 体育会だと就職に有利だという話はよく聞きますし、三菱商事や三井物産のような総合商社など一流企業に勤めている人は体育会出身者が多いそうですが、 体育会出身でも飲食業しか就職できないこともあるのでしょうか? 宜しくお願いします。
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法政大学体育会OBです。自分の経験をもとに回答させていただきます。 体育会の学生が就職活動で失敗する理由 ・基礎学力がない:スポーツ推薦で進学する(中には高校受験時から)学生の場合、学力試験を経ずに入学することで年齢相応の学力を身につける機会がないまま4年間を過ごすので、筆記試験を突破できない、成績証明書を提出した時点で落とされてしまうことが多々あります。 以前は、志望する企業にいるOBのコネで入社できたケースがありましたが、企業が積極的にグローバル化を進めている昨今では、わざわざ学力の低い学生を採用するメリットが無くなってきています。優秀でバイタリティのある一流大学の留学生を採用すれば良いからです。 勿論、体育会の学生が全員スポーツ推薦であるとは限りません。国公立では、筑波など一部の大学を除き皆一般入試での入学ですし、早慶やMARCHといった私立の総合大学でも一般入試で入学した学生が体育会の部活に入ることは珍しくはありません(毎年4月上旬の新入生歓迎期間中に大学構内を歩くと、掲示板にはサークルのポスターに紛れて体育会の部活の勧誘ビラが貼ってあります)。 ・就職活動に費やす時間が少ない:たいていのサークルでは、大学2年の秋学期から幹部学年(役職者としてサークルの運営を行う)となり、大学3年の夏合宿遅くとも学園祭が終わる頃には次の学年に引き継いで引退します。一方、体育会の部活では大学3年の秋学期~冬に幹部学年となり、大学4年の秋学期~冬に引退します。 つまり、普通の学生がサークルを引退して本格的に就職活動に勤しむ頃、体育会の学生は部活の運営を行い忙しい日々を送るのです。練習は週5~6が当たり前。その上、後輩を指導したり、部のスケジュールを立てたり、他大学との練習試合の調整を行ったりとやることが目白押しです。しかも、体育会の部活にはOB組織があり、これがまるで退役軍人の団体のようにいろいろ干渉してきます。なので、OB組織の役員とも頻繁に連絡したり、話し合いをしたりしなくてはいけません。さらに、大学の体育会本部の委員や競技団体の委員を引き受けたらさらに忙しくなります。 体育会に所属しながら大手企業に内定した学生は、部活の練習よりも就活を優先し、早い段階からインターンシップに参加するなど就活に本腰を入れています。 ・体育会所属という看板だけで自己アピールしている:エントリーシートにしろ、面接にしろ、頑張ったことを聞かれるとやたら体育会の部活に打ち込みましたということだけをアピールする学生が一定数います。採用する人事からすれば、別に自分の部活の宣伝をしなくていいからと辟易します。 東京大学在学という看板だけでは内定を貰えないのと同じように、体育会所属という看板だけでは内定を貰えません。しかし、こういう当たり前のことに気づかずに面接に挑み失敗する人が少なくないのです。 原因は、恐らく体育会の学生は少ない=少数の選ばれしエリートと錯覚している、あるいはマスコミ(東洋経済とかダイヤモンドとかの雑誌など)の「体育会の学生は就職で有利」報道を真に受けて、体育会の部活で頑張ったことをアピールすれば企業の体育会枠(勿論そんなものはない)で採用されると勘違いしていることにあると思います。 企業が運営する実業団のクラブに入部する為の採用ではないのですから、いくら全国大会で優勝したなどと華々しい実績を強調しても意味はありません。 採用側は、「君はせっかく大学に入学したのに部活しかしてなかったのだね。」「いや、うちは社員にオリンピック選手になってほしいとは思っていないから。」と言いたくなるでしょう。 大きく分けると、この3つに集約されます。その他、なんとかなると楽観視している、大手企業や特定の難関業界しか受験しないなどの理由もありますが、これらは一般学生にも当てはまるのでここでは割愛します。 それから、採用側の要因として、以前ほど体育会の学生を採用するニーズが減ったということも挙げられます。 上でも述べましたが、経済のグローバル化の進行により、他国の企業との競争が激化し、今や世界レベルで優秀な人材を獲得する時代となっています。体育会の学生は根性があることがウリでしたが、それだったら一流大学の留学生だって下手な日本人よりバイタリティがありますし、それどころか語学や基礎学力、さらにコミュニケーションスキルも高いのです。それだったら、学生時代スポーツしかしなかった学生を採用するメリットはないのです。 意外だと思いますが、中にはいわゆるコミュ障も体育会の学生にいます。よく、体育会の学生はコミュニケーション能力が高いと言われますが、人にもよります。また、当然デブは採用されません。激しい運動が少ない競技の部活や、武道系の部活(食事管理をしていない昔ながらの体育会気質の部が多い)に所属している場合が多いですが、当然面接官にしてみれば「何だコイツ、本当に体育会なのかよ!」とあきれるだけです。 武道系の部活は、応援団のように悪しき伝統が未だに残っている部が少なくありません。1年奴隷、2年平民、3年貴族、4年神というように意味もなく無駄に厳しい縦社会だったり、社会人になったら通用しないようなおかしなルールが存在しそれを後輩に押し付けたり(破ったら懲罰が待っている)、正装が長ランだったりというような感じです。そんな北朝鮮みたいな理不尽な狭い社会で4年間過ごし、それを当たり前だと思って入社してもらったら企業も困ります。おかしなルールを社内に持ち込んだり、昇進した時に部下にパワハラをする危険性もあります。 体育会の学生を積極的に採用している企業は経験則上、 飲食チェーン、 商品先物取引業、投資用マンションの販売会社、 パチンコホール、 チェーン展開している地場のスーパーなどの小売業などが多いです。 ある体育会学生だけを対象にした合同企業説明会では、 とある東京近郊のスーパーマーケット兼パチンコホールのチェーンを営む会社の人事が、 やたら大きな声で絶叫して学生を呼び込んでいました。 体育会の学生を採用したいと思っている企業は、今やこんな程度の会社しかないと思った方が無難です。 就活塾に高いカネを払って通う必要もありません。 法政大学は職員の質が高いので、キャリアセンターでしっかり就活の指導を行ってくれます。インターンシップもキャリアセンターで申し込めます。大手や準大手企業の非公開求人も探せばあります。体育会の学生ほど、早めにキャリアセンターを活用して準備すべきです。 ちなみに、 法政大学の場合、上は民放キー局社員やメガバンク総合職から、下はパチンコホール社員や老人ホームの介護職、町工場の工員見習いまでブレがあります。早稲田や慶應のように大半が大手企業に行く訳でもなく、かといってFランク大学のように皆ブラック企業や薄給企業、零細企業に就職する訳でもなく、本当に格差が大きいです。一部の外資系企業や財閥系超大手企業は学歴フィルタリングで落としますが、大抵の企業なら大学名では言われるほどは差別されるようなことは少ないと思います。 例えるなら、東早慶がドラフト1位指名だとするなら、法政などMARCHクラスは育成枠で入社するようなものです。 個人の資質を高められるよう普段から意識して学生生活を送ることが重要です。 また、法政は公務員になる人が多いです。国家総合職は少ないですが、国家一般職、国家専門職、東京都庁、東京特別区、道府県庁、政令指定都市、市役所は毎年多くの学生が就職しています。また、最近は警察官、消防官も増えています(合格者数はMARCHで1位)。特に地方公務員は大手企業のように学歴で振り分けられるような人事がない(面接で大学名を言わないように受験生に指示する県庁もある)ので、学歴のハンディを気にすることなくチャレンジできると思います。
なるほど:6
有名人なら「あの人は、今?」などと追跡調査番組だってある程度はウケるでしょうが、一般人の人生を追いかけても仕方ないように思います。 折笠徳則さんには彼なりの価値観や人生観があるのでしょうし、有名私大まで行って飲食業しか就職できない、というのも了見の狭い見方だと思います。 むしろ、これだけ価値観と就職市場が多様化し尽くした社会なのですから、元体育会系だろうと何だろうと、まさに「何でもアリ」なのが現実社会の実情でしょう。 ところで、 >三菱商事や三井物産のような総合商社など一流企業に勤めている人は体育会出身>者が多いそうですが という今回のご質問の件で言うと、私自身がたまたま大学ラグビー・ファンなので知っていますが、早稲田大学ラグビー部はスポーツ科学部ができる以前から、たとえ人間科学部の選手でも、就職先は財閥系一流商社だったりと、豪華絢爛でした。 対して、人気カード早明戦のもう一方の雄である明治は、決して悪くはないものの、就職先の顔ぶれは明らかに早稲田に見劣りし、財閥系一流商社などは絶無で、歴然とした格差があるのは否定できないところです。 一般論として体育会系が企業にウケがいいとは言っても、早慶とそれ以外では、同じ東京六大学同士でもそれぐらいの格差がある反面、立教や青学といったMARCH組で毎年一定数、財閥系一流商社に就職できている者もいたりするので、そのあたりは校風格差としか言いようがありません。 ご参考までに。
ありがとう:1
大手の就職はそんな簡単なものではありません。 住友商事2015 慶應31、早稲田24、東大16、一橋14、神大9、京大,東工,阪大8、上智4、北大,立教,法政,同志社,関学3、九州,東北2、名古屋,立命,明治,中央,青学,日大1 伊藤忠商事2015 慶應22、早稲田20、東大16、一橋14、京都,大阪8、神戸9、東工8、上智,同志社5、関学4、法政4、北海道3、横国3、明治3、立教3、九州2、東北,中央,青学2、名古屋,広島1 ホンダ2015 早稲田22、東工16、東北14、慶應13、名大12、東京理科12、芝工12、大阪11、京大10、立命10、九大9、神大9、明治9、千葉8、青学10、中央7、同志社7、法政6、筑波5、日本5、東大4、工学院大4、横国3、広島3、立教3、首都2、上智2、関学2、南山大2、一橋大1、北大1、関大1、近大1 日産 過去5か年就職TOP10 早稲田94、慶應75、九大60、東工52、京大52、東大46、東北44、東京理科42、同志社32、北海道24 キャノン 過去5か年就職TOP10 早稲田大142、慶應140、東京理科80、東大80、東京工業77、明治64、東北63、大阪63、中央52、立命館48 サントリー 過去5か年就職TOP10 早稲田69、慶應68、京都51、東京大44、阪大33、神戸29、東北21、一橋20、同志17、明治15 日立製作所 過去5か年就職TOP10 東大256、早稲田239、慶應178、阪大129、東工125、東京理科122、東北119、北海道115、京都109、上智95 トヨタ 過去5か年就職TOP10 名大171、京大148、阪大144、九大144、慶應142、東大127、東工126、早稲田126、東北105、北大79 (http://shukatsu-road.com/) ・トヨタ自動車 私大文系採用 早稲田15、慶應10、上智2、中央1 ・トヨタ自動車 私大理系採用 早稲田22、慶應17、同志社11、東京理科10、上智9、明治,青学6、中央3 関学 ?理工院の就職先リストに名称あり 立命 ?就職先リストに名称あり、文理不明 関西 ?〃 法政 ?〃 (大学HP)
先ずは大学ですよ。GMARCHでは、総合商社の三菱、三井は無理でしょうね。それと本当の体育会系入学者だと高卒程度の基礎学力も危ういので、一流企業は採用しないと思います。
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