教員の勤務環境について 今年の春から妹が県立中学の教員になったのですが、激務でボロボロになって帰ってくるらしく心配して…

Question

教員の勤務環境について
今年の春から妹が県立中学の教員になったのですが、激務でボロボロになって帰ってくるらしく心配しています。毎日7時前に家を出て帰ってくるのは10時過ぎらしいです（通勤に１時間弱かかりますが）。
これだけならいいのですが土日にも部活や研修、居残り残業などで出勤しており休む間がないみたいです。
いわゆるブラック企業と比べるとまだいいほうなのかもしれませんが教員がこんなに忙しいと思っていなかったので少し驚いています。
先日の電通の報道もあり体を壊さないか心配なのですが新任の教員というのはこういうものなのでしょうか？また経験を積めば多少楽になるものなのでしょうか？
同じような境遇を経験された方がいらっしゃいましたらお答えいただけるとありがたいです。

Answer 1

現職教員です。

中学は朝は朝練、お昼は授業、夕方からは部活指導と忙しく、自分の作業ができるのは時間外（夜）になりがちですよね。
授業準備、教材研究等、真面目になさる先生ほど身体を壊される方が多いかなという印象です。

部活手当もほんの少ししか出ませんしね。
生徒への教員の熱意だけで成り立っているようなものだなぁと感じます。

経験を積めば仕事は慣れてきますが、その分、新しい仕事が与えられます。（校務分掌と言うやつです）絶対的な仕事量は増えていきますが、その分、要領よくできるようになってくるのではないでしょうか。

お体のことも心配ですが、教員は悩みを相談できる仲間がいらっしゃるかが大切だと思います。一生懸命働いて、1人で悩みを抱え込んで辞めてしまう方がたくさんいらっしゃいます。一週間ずっと子どもといるのではなく、定期的にリフレッシュすることも大事だと思いますよ^ ^

Answer 2

ブラック企業と大差ないというか、もっとひどいというか・・・・・

今のところ新任研修で忙しいのだと思いますが、次第に責任のある仕事が回ってきます。
様々な会計は、会計簿を作って監査を受けなければなりません。
受験対策もありますし、行事や授業研究、地域の教育研究、教育論文の発表など次々に仕事が押し寄せます。
その上にモンスターペアレンツもやって来ます。
さらに、公立の小中学校は災害時の避難施設になっており、教員は避難者を受け入れる施設の担当者も兼ねます。
そのため、地震や台風がある規模以上になれば夜中でも学校に駆けつけなければなりません。
避難者を受け入れるためのマニュアルを作り、実際に地域を含めて防災訓練を行わなければなりません。
しかも、教員に時間外手当はありませんから、東日本大震災の避難所になった学校の職員は渡切の一時金総額で３０００円～８０００円だけでした。
市職員は、時々学校に顔を出すだけで時間外手当で総額１００万以上の人がごろごろいました。
予算面からも教員を酷使した方が有利と考えてそういう制度が定着し、防災担当者が学校に置かれることになりました。
いじめ対策担当者も過酷な勤務をしています。
安全担当者も、地域内の危険個所をチェックするだけでなく不審者に備えてマニュアルをつくり集団下校訓練をしなければなりません。
その他に、アレルギーの対応も厳しくなっています。
ある日突然、給食でアナフィラキシーを起こす生徒が出る事がいくつもの事例で確認されています。
その場合は、教室や保健室に備え付けのエピペンの注射をしなければなりません。
養護教諭は修学旅行や校外学習への付き添いなどで学校にいない場合もあるので、基本的に担任が注射をするのです。
その他、不登校対策、給食費未納対策、校納金未納対策などやるべき事は数えきれません。
校外学習などの費用を未納しているからといって生徒を学校に置いていくわけにはいかないので担任が立て替えますが、「勝手に立て替えた方の責任だ。こっちは頼んでいない」などと結局支払わない親も大勢います。
「弁当まで買ってやったのに・・・・」と私の友人は落ち込んでいました。

友人から聞いた話の一端を紹介しました。
新任のころは「自分が一番大変だ」と思っていたけど、今思うとあの頃は天国だった・・・なんて言っています。
これから、ますます大変ですよ。